なぜトヨタの「小型“5人乗り”ワゴン」は“爆売れ”するのか!? 全長3.7mでめちゃ「ちょうどイイサイズ」! デビュー9年の“ロングセラー”「ルーミー」がいまも超絶人気の理由とは
2016年11月のデビューから10年近くが経過した今もなお売れ続ける、トヨタのコンパクトハイトワゴン「ルーミー」。その人気の理由について、販売店や実際のユーザーの声などを交えながら紹介します。
ちいさいけれど室内の「広々さ」に驚く!
トヨタのコンパクトハイトワゴン「ルーミー」の売れ行きが絶好調です。
日本自動車販売協会連合会(自販連)調べによる2025年上半期(1月~6月度)の販売台数は4万4889台。車名別ランキング(軽を除く)では6位に位置しています。
2016年11月のデビューから10年近くが経過した今もなお売れ続ける人気の理由について探りました。

ルーミーは、2016年に登場したコンパクトハイトワゴンで、ダイハツ「トール」のOEMモデルです。
兄弟車として、スバル「ジャスティ」や、トヨタではルーミーのほかに「タンク」という兄弟車も持ちます(タンクは2023年にルーミーに統合され廃止)。
パワーユニットは、1リッター直列3気筒の自然吸気(NA)エンジンと、同ターボエンジンの2種類。ハイブリッドの設定はありませんが、NA車で18.4km/L(WLTCモード)と十分な燃費性能を誇ります。
また車両重量も1トン少々と軽量なため、街乗り中心ならNA車でも十分な走行性能です。
2020年のマイナーチェンジではデザインと安全装備を刷新するなど、いまも改良を重ねながら進化し続けています。
近年、新車の価格も高騰する傾向にありますが、ルーミーの車両価格(消費税込み)は、エントリーグレードで174万2400円から用意され、主に100万円台後半から200万円台前半の手ごろな価格帯で手に入るのも嬉しいところです。
そんなルーミーは、見た目こそコンパクトなものの、乗ってみるとその印象は一変します。
ボディサイズは、全長3700-3705mm×全幅1670mm×全高1735mm。
同じトヨタのコンパクトカー「ヤリス」(全長3950mm×全幅1695mm×全高1495mm)よりも短い全長ながら、背が高くスクエアなボディによる高効率なパッケージングで、ミドルクラスモデル以上の室内空間を誇ります。
名前の通り“ルーミー(広々)”で、頭上空間にも余裕があるほか後席の足元もゆったりしているため、4人家族が日常的に使うには十分な広さを確保することができます。
北関東のあるトヨタ店販売スタッフは、その魅力について次のように話します。
「実際に乗り込んでみて『外から見るより車内がずっと広く感じられる』と驚かれるお客様が多いですね。
後席のスライドドアも実用的なので、後席に人を乗せることが多い方にも好評です。
また最小回転半径が4.6mと非常に小さく小回りが効き、細い住宅街やスーパーの駐車場でもストレスなく取り回しすることができます。
全高が高いため運転中の見晴らしも良好で、運転初心者の方や年配のドライバーでも安心して乗ることができる点が、選ばれる理由のひとつになっているようです」






























































































