トヨタ大人気セダン「プリウス」ってどんなクルマ!? 「先進的デザイン」×「低燃費性能」を実現した元祖ハイブリットカー! 多くの人に愛される理由は何なのか
トヨタの人気セダン「プリウス」は1997年の初登場以降、常に同社の人気モデルとして位置づけられています。多くの人に愛される理由は何なのでしょうか。
「一目惚れするデザイン」と「低燃費性能」が特徴!
現行モデルのトヨタ「プリウス」は、2022年11月に公開された5代目モデルに当たります。
プリウスは現在でも革新的な技術と燃費性能で、多くのユーザーから支持されています。同車の魅力を詳しく掘り下げてみます。

初代プリウスは1997年に登場しました。「世界初の量産型ハイブリッド車」として歴史を切り開いたプリウスは、圧倒的な燃費性能を武器に、グローバル累計で500万台超を販売するなど、エコカーの象徴として不動の地位を確立しています。
プリウスの車種名は、ラテン語で「~に先駆けて」という意味の「prius」から由来しています。
現行の5代目モデルは2022年に公開。誕生から25年が経過した同車が「次の25年も多くのユーザーに愛され続けること」をコンセプトとし、「Hybrid Reborn」をテーマに大幅刷新されました。
ボディサイズは全長4600mm×全幅1780mm×全高1420-1430mmでホイールベースは2750mm。トヨタのクルマ設計思想である「TNGAプラットフォーム」を第二世代に刷新し、より安定感ある「ワイド&ロー」のプロポーションを実現しました。
エクステリアはフロントノーズからルーフ、リアまでなだらかな曲線を描く「モノフォルムシルエット」を継承しながら、スタイリッシュかつ低重心のフォルムとしています。
シンプルでありながら抑揚のあるボディ造形は、長く愛されるための「一目惚れするデザイン」です。
トヨタの現行ラインナップに見られる、カタカナの「フ」形のヘッドライトが特徴な「ハンマーヘッド」デザインは、プリウスから初採用しています。
以降のトヨタ車で多く採用された同デザインは、まさに車名の「先駆け」にふさわしい精悍な印象を放ちます。
インテリアは「アイランドアーキテクチャー」を採用し、開放感と直感的な操作性を両立。圧迫感のない広々とした居住空間と、直感的に操作できるスイッチ類はドライビングを楽しめる室内空間としています。
コックピットは視線を前方に誘導する「トップマウントメーター」を起点とし、安全確認がしやすく運転に集中しやすい構成になっています。
パワートレインは1.8リッターと2リッターのハイブリッド、さらに2リッタープラグインハイブリッド(PHEV)をラインナップ。ハイブリッド車は2WD(FF)と4WD(E-four)を設定し、PHEV車は2WD(FF)のみの設定です。
グレード構成は高い順に「Z」「G」とKINTO専売の「U」を用意。ZとGにはPHEVの設定があります。また、法人向けに最廉価の「X」グレードも用意されています。
PHEV仕様は高出力モーターと大容量バッテリーを備え、最大223PSを発揮。19インチタイヤ装着時には26.0km/Lという低燃費性能を誇り、EV走行距離は87kmを達成しています。
さらにPHEV仕様は非常時の給電機能や「マイルームモード」による車内電力利用も可能で、幅広いシーンに対応します。
プリウスは2025年7月1日に一部改良モデルが登場したほか特別仕様車を設定しています。
改良内容は、Xを除く全グレードにETC2.0を標準搭載。さらに上級のZグレードには、12.3インチディスプレイオーディオPlusやデジタルインナーミラー、前後ドライブレコーダーが標準装備され、安全性と利便性が強化されました。
新たに設定された特別仕様車「G“Night Shade”(PHEV)」は、ブラックをテーマにした専用デザインが最大の特徴です。
フロントバンパーロアグリルやリアバンパーロア、ドアハンドル、センターピラー、ホイールアーチを艶ありブラックで統一。
加えて、ブラック仕様のトヨタエンブレムやPHEVエンブレム、19インチアルミホイールを装着し、引き締まった存在感を演出しています。
室内も黒を基調に、ブラック加飾のインストルメントパネルや専用ストライプ入りの上級ファブリックシートを採用。運転席には6ウェイ調整可能なスポーティシートが用意され、走りの楽しさを感じさせる仕上がりです。
プリウスの車両本体価格(消費税込)は、300万9800円から460万8900円の設定。Xグレードは276万9800円です。
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環境性能で支持されてきたプリウスですが、近年はデザイン性やスポーティさも評価されるようになっています。
デザイン性や走行性能も磨かれ、幅広いニーズに応える存在であることが、プリウスの魅力と言えるでしょう。
Writer: くるまのニュース編集部
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