日産 新型「リーフ」で苦手とする高速道や峠道をテスト! EVの実燃費(電費)はどうなのか?
ブレーキングの仕方で航続距離を延ばすことも可能
今回の電費計測では、スタート時のバッテリー残量が87%、メーター上の航続可能距離は259kmの表示でした。そして、今回の実際の総走行距離は189.7kmで最終的なメーター上のバッテリー残量が16%の航続可能距離が50kmという結果でした。
計測区間以外にも、写真撮影のための移動や、返却前の洗車準備などで走行しているため、ほぼほぼスタート時の表示通りの航続距離と言えるでしょう。特に表示される航続距離は、それまでの走行状態によって逐一変化するため、あまりメーターの表示を気にし過ぎるのも精神衛生上よろしくないと思います。
電気自動車は、外部からの充電のほかに回生ブレーキで電気を回収することも可能です。そのため、航続距離を延ばすためには適切なブレーキの使用が欠かせません。
リーフのメーターには、走行中の出力(加速力)回生量(電力の回収量)を表示するパワーメーターを表示することができますが、この回生量のメーターを振り切ってしまうような減速をした場合は、すべての電力を回収できない「回生失効」という現象が起きてしまうのです。
そこで、そこまで強い減速をしなくてもいいように手前からスピードをコントロールすることが重要と言えるでしょう。
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Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。