最近見かける「鏡が青いドアミラー」一体何のため? “千円ちょっと”で買える「ブルーミラーフィルム」装着してみた! お手軽カスタムで得られる“驚きの効果”とは?
ドアミラーの鏡の面に貼るだけの「ブルーミラーフィルム」というアイテムがあります。その名の通り薄いブルーですが、装着することでどういう効果を得られるのでしょうか。
最近見かける「ブルーミラーフィルム」実際に装着してみた!
街を走るクルマを見ると、ドアミラーの鏡が薄くブルーがかっているモデルがあることに気が付きます。
これは「ブルーミラー」というアイテムで、純正オプションとして用意されるほか、「ブルーミラーフィルム」という社外品も数多く出回っており、案外人気があるようです。
一体どのような効果があるのでしょうか。

トヨタや日産などの純正オプションでもブルーミラーが設定されているのですが、これを装着するとサングラスを使用しているときと同じような効果が期待でき、眩しさを強調すると言われるイエローやオレンジ系の光をカットすることが可能。
強烈な日差しの眩しさや後続車のヘッドライトの光が和らぎ、目が疲れにくくなるという効果を狙ったアイテムとなっています。
スタイリッシュなカスタムができるとあって、見た目の面でも注目されるブルーミラーですが、純正オプションは2~3万円と少々価格が高いことが難点でしょう。
純正オプション品は眩しさ抑制に加えて、標準より広角に見える鏡面を採用したり、親水コート施工済みなどメリットも多いのですが、キリ雨では逆に見えにくかったり、広角は距離感が掴みにくいというデメリットも。
そこで、お手軽なアイテムとして人気なのがブルーミラーフィルムです。標準のドアミラーに透過率の高いブルー系のカラーフィルムを貼ることで、眩しさを抑制しつつ鏡面はそのままなので見える範囲も変わりません。
しかもネット通販では1500円前後で購入可能、自分で手軽に貼れる施工のしやすさも魅力となっています。
実際に、運転席側のドアミラーにブルーミラーフィルムを施工してみました。なお、助手席側はあえて非装着とし、その違いを比べています。
施工は非常に簡単で、ドアミラーの鏡面をキレイにしてから貼り付け、完全に乾くまで待つだけ。
鏡面の表面についたコーティングや汚れを落とす「パーツクリーナー」と、施工液(水道水に中性洗剤を数滴混ぜたもの)、貼り付けたフィルムから混入した空気を抜くためのヘラのようなものがあると作業がスムーズです。
ちなみに今回はキッチン用のシリコン製ヘラを代用しました。
このブルーミラーフィルムは、角度によっては貼っていないようにも見え、装着することで夜間の視認性が下がると言われたものの、実際にはネガティブな要素を感じることはほとんどありませんでした。
そのぶん、日中の眩しさ低減もあまり感じられなかったのですが、それに対して、夜間の後続車が放つヘッドライトの眩しさは抑制されていることがわかりました。
というのも、ブルーミラーフィルムを装着していない助手席側は眩しかったので、施工した効果は確実にあると言えそうです。
※ ※ ※
ブルーミラーフィルムは、夜間のまぶしさを抑える効果と、ちょっとしたドレスアップ効果が得られるというメリットがあります。
わずか数千円でできるので、試しに装着してみてもいいのではないでしょうか。
Writer: くるまのニュースライター 金田ケイスケ
2000年代から新車専門誌・輸入車専門誌編集部を経て独立。専門誌のみならずファッション誌や一般誌、WEB媒体にも寄稿。
中古車専門誌時代の人脈から、車両ごとの人気動向やメンテナンス情報まで幅広く網羅。また現在ではクルマに限らずバイクやエンタメまで幅広いジャンルで活躍中。



















