「もっと遊べる！もっとワクワク！！」というコンセプトで2014年に初代が登場し、多くのファンを獲得してきたスズキの軽クロスオーバー「ハスラー」。

　その独特なスクエアなフォルムと遊び心のあるデザインは、軽自動車の新たな可能性を切り開いてきました。

　2019年の全面改良、そして2024年の一部仕様変更と新モデル「タフワイルド」の登場を経て、ハスラーはどのように進化してきたのでしょうか。

　2019年12月に発表され、2020年1月に発売された現行ハスラーは、「もっと遊べる！もっとワクワク！！もっとアクティブな軽クロスオーバー」をコンセプトに全面改良されました。

　ひと目でハスラーと分かる個性的なデザインはそのままに、新世代プラットフォーム「HEARTECT（ハーテクト）」を採用し、軽量化と高剛性を両立させました。

　エクステリアでは、ハスラーの個性的なデザインとタフで力強いスタイルは、エクステリアにおいて際立っています。

　丸型のヘッドランプとスクエア基調のグリルは、その特徴的なアイコンとして受け継がれ、持ち上げられたフードが厚みのある顔周りを演出。

　立てたピラーとロングルーフによるスクエア型の大きなキャビンは、ピラーをボディー同色とすることで力強く頑丈なイメージを強調しています。

　さらに、鉄板の張りや曲げにより深みのあるボディー断面を表現し、リヤクォーターガラスの設置により広い視界を提供するほか、クロスカントリー車からインスパイアされた遊び心ある斬新な2トーンカラーも特徴の一つです。

　インテリアでは、タフで機能的な世界観を演出する3連インパネカラーガーニッシュを採用し、4.2インチカラー液晶メーターを標準装備。

　さらに、荷室側からも操作可能なリヤシートスライド機構や、防汚タイプのラゲッジアンダーボックスなど、使い勝手の良さも大幅に向上しました。

　パワートレインは、NA車（自然吸気エンジン）には新開発のR06D型エンジンを、ターボ車にはゆとりの動力性能を備えるR06A型エンジンを採用。

　さらに新開発のCVTとの組み合わせにより、燃費性能と走行性能の両立を図りました。また、全車にマイルドハイブリッドを搭載し、環境性能も向上しています。

　また安全装備の充実では、夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」に加え、「後退時ブレーキサポート」を標準装備し、前後の安全性能を高めました。

　さらにターボ車には、スズキの軽自動車として初めて全車速での追従機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール」や「車線逸脱抑制機能」を搭載。

　2024年5月には一部改良で質感向上と新型「タフワイルド」が登場しました。

　一部改良では、全車がコネクテッドサービス「スズキコネクト」に対応。HYBRID X、HYBRID Xターボはエクステリアに「HUSTLER」アルファベットエンブレムやメッキフォグランプガーニッシュを採用しています。

　インテリアにはダークグレーのレザー調&ファブリックシート表皮やブラックパールのインパネカラーガーニッシュなどを採用して質感を高めています。

　また「ハスラー タフワイルド」は、その名の通りタフさを前面に押し出したデザインが特徴です。

　専用フロントグリルやメッキバンパーガーニッシュ、ブラックメッキのHUSTLERアルファベットエンブレム、ルーフレール、タフワイルドエンブレム、ブラックメタリックの15インチアルミホイールなどを採用し、存在感のあるエクステリアに仕上げられています。

　LEDヘッドランプを全車標準装備としたほか、上位グレードのHYBRID X、HYBRID Xターボには「ナノイーX」搭載フルオートエアコンや360度プレミアムUV&IRカットガラスなどの快適装備を充実させました。

　インテリアは撥水加工を施したカーキステッチのファブリックシート表皮やドアトリムクロス、マットカーキのインパネカラーガーニッシュやドアトリムカラーガーニッシュなどを採用し、アウトドアでの使用も想定したアクティブな印象となっています。

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　そんなハスラーについてスズキ販売店には、「お客様からはハスラーの個性的なデザインと実用性の高さに魅力を感じるというような声が寄せられています。特に、高い視界とコンパクトな車体サイズによる取り回しの良さは、女性ドライバーや高齢ドライバーから高い評価を得ています」

　軽ワゴンSUVとなるハスラーの価格は、「HYBRID G（2WD・CVT）」の151万8000円から「タフワイルドターボ［2トーンカラー仕様車］（4WD・CVT）」の202万1800円です。