リッター24km以上走る! トヨタ「“新”プロボックス」に注目! 最新システム×新デザインの「メーター&ハンドル」採用! コスパ最高すぎる「唯一の国産ライトバン」何が進化した?
トヨタはロングヒットとなっているライトバン(商用車)「プロボックス」の一部改良モデルを2025年11月に発売しました。どのような改良が実施されたのでしょうか。
トヨタ「“新”プロボックス」がスゴい!
トヨタは2025年11月25日、ライトバン(商用車)の「プロボックス」の一部改良モデルを発売しました。
プロボックスがデビューしたのは2002年。一般的なライトバンが乗用車をベースに開発されるのに対して、プロボックスは商用車専用として設計・開発されました。
プラットフォームは当時の「ヴィッツ」のものを流用するなど、既存の資産を有効活用することで、優れたコストパフォーマンスを実現しています。
プロボックスの驚くべきポイントは、何度かのマイナーチェンジを繰り返しながら20年以上も販売されていること。その間に兄弟車の「サクシード」がラインナップから消え、競合車種も廃止されたことで、現在、プロボックスは国産車で唯一のライトバンとなっています。
また、近年ではアウトドアを中心としたプライベートユースも増えてきており、「無骨さ×カッコよさ」という個性で新しい市場を開拓しています。

ボディサイズは全長4245mm×全幅1690mm×全高1525mm-1530mm、ホイールベースは2550mm。
エクステリアは無駄な造形を排したスクエア形状となっていますが、フロントウインドウの適度な傾斜が、バンでありながらさりげないスタイリッシュさを演出しています。おおらかなフロントマスクも、乗用車とは異なるテイストながら“バンらしいフェイス”として全体のデザインにマッチしたものです。
インテリアは使い勝手を徹底的に考えた設計で、スマートフォンホルダーとUSB-C端子を装備しており、走行中の充電も可能です。また、紙パック飲料を置けるドリンクホルダーもあり、夏場の熱中症対策にも配慮しています。
今回の一部改良では安全装備が充実しました。例えば、衝突被害軽減ブレーキの「プリクラッシュセーフティ」においては、従来の車両、歩行者、自転車に加えて、昼間の自動二輪車も検知可能となり、交差点を含むあらゆる場面での事故低減に寄与しています。
また、歩行者や自転車、さらに駐車車両に近づきすぎないようステアリングとブレーキ操作をアシストする「プロアクティブドライビングアシスト」も装備されており、万が一の「ヒヤリハット」を防ぎます。
こうした運転支援系のアップデートに合わせ、運転席まわりのインターフェースも一新され、視認性の高い「4.2インチ マルチインフォメーションディスプレイ」が全車標準装備となりました。
さらに、現行のトヨタ乗用車に広く採用されているスイッチ付きの新形状ステアリングホイールを導入。車内の雰囲気は、より乗用車に近い洗練されたものへと進化しています。
パワートレインは1.5リッター直列4気筒エンジンと、それをベースにしたハイブリッド(HEV)で、トランスミッションはガソリン車がCVT(無段変速機)、HEVが電気式無段変速機を搭載します。なお、今回の改良で1.3リッターガソリン車が廃止されました。
駆動方式は2WD(FF)と4WDを用意。燃費(WLTCモード)はHEVで24.2km/Lと優秀な数値を達成しており、維持費を大幅に節約することができます。
プロボックスの車両本体価格(消費税込)は191万8400円から226万1600円です。
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バンの維持にかかる日々の経費は、積み重なると大きな負担になります。その点、車両価格が手頃で燃費性能にも優れたプロボックスは、コストを賢く抑えたいユーザーの強い味方です。
仕事車としての実力だけでなく、近年ではアウトドアなどのレジャー用としても注目されるなど、乗用車にはないタフな個性が光る一台です。
Writer: 廣石健悟
1985年長野県生まれ。鉄鋼系物流会社や半導体パッケージメーカーの技術者を経てフリーライターとして独立。19歳で自動車に興味を持って以来、国産車を中心にさまざまな情報収集をしている。これまで乗り継いだ3台のクルマはすべてMT車。4台目となる現在の愛車はマツダ アテンザセダン(6速MT)











































