全長3.7m級の「ちいさな“超高級車”」が魅力的! “180馬力超え”の1.6リッター「直4」エンジン&「最高級内装」装備! 名門“ロールスロイス”が手掛けた特別な「ミニ」とは
BMWの手掛ける「ミニ」に極めて豪華な内装を採用した、贅沢でレアなモデルが存在しています。コンパクトカーでは珍しいラグジュアリーな内装とはどういうものなのでしょうか。
高級内装採用のレアな限定車
コンパクトカーは手頃なボディサイズであることから、街乗りや日常使いにはピッタリなボディタイプと言えます。輸入車を含めても価格はほとんどのモデルが比較的リーズナブルに設定されていることも特徴です。
一方で、なかにはプレミアム性を追求したクルマもあり、コンパクトカーながら内外装に強いこだわりを持つ超高級モデルも用意されてきました。
イギリス発祥のブランドで、現在BMWが展開している小型車「MINI(ミニ)」シリーズは、2024年以降に次々とフルモデルチェンジを実施。現在は、定番の「3ドア」「5ドア」「コンバーチブル」に加え、SUVの「カントリーマン(旧クロスオーバー)」や、新たにBEV(電気自動車)専用SUVとして登場した「エースマン」など、電動化を見据えた多彩なラインナップを展開しています。

一方で、かつてラインナップされていたステーションワゴンタイプの「クラブマン」は2024年にその歴史に幕を下ろすなど、ブランドの形も時代と共に変化しています。
そんな歴代ミニのなかでも、2012年5月に登場した「MINI INSPIRED BY GOODWOOD(ミニ・インスパイアード・バイ・グッドウッド・以下グッドウッド)」は、今の視点で見ても極めて異質な、豪華すぎる内装が特徴の1台です。
ベースは2代目ミニ(3ドア)のスポーティモデル「ミニ クーパー S(R56型)」で、最高出力184馬力・最大トルク240Nmを発揮する1.6リッター直列4気筒ターボエンジンを搭載。トランスミッションは6速ATが組み合わされました 。
特筆すべきはそのボディサイズです。全長3745mm×全幅1685mm×全高1430mmという、非常にコンパクトな設計です。
この凝縮された小さな空間を、同じBMW傘下の最高級ブランド「ロールスロイス」とコラボレーションして仕立て上げた点に、このモデルの唯一無二の価値があります。
ロールスロイスのデザイナーであるアラン・シェパード氏が、イギリスの聖地「グッドウッド」で創り上げたこのモデルは、全世界1000台の限定生産。
ボディカラーにはロールスロイス専用色「ダイアモンド・ブラック・メタリック」を採用し、クーパー S特有のボンネットダクトをあえて廃するなど、エレガントさを極めています。
インテリアはまさに圧巻です。ロールスロイス専用の「コーンシルク・ベージュ」のレザーが贅沢に使用され、手作業で仕上げられたバー・ウォールナットのウッドパネルを装備。
さらに、足元には毛足の長いディープ・ウール・フリース・フロア・マット、サンバイザーには最高級カシミア生地が用いられるなど、コンパクトカーの常識を遥かに超える仕立てとなっています。
当時の新車価格(消費税込)は570万円。当時の標準的な「クーパー S」が316万円だったことを考えると、まさに「ミニの中のロールスロイス」と呼べる超高級仕様でした。
※ ※ ※
2026年2月現在、中古車市場での流通を確認したところ、わずか数台のみがヒットしました。
価格帯は、走行距離の少ない個体で450万円〜530万円、6万km台の個体で260万円台となっています。
現行のミニラインナップは先進的なデジタル化が進んでいますが、このグッドウッドのような「職人気質の贅」を尽くしたモデルは、後にも先にもこれ1台かもしれません。気になる方は早めにチェックしておいたほうが良さそうです。
Writer: くるまのニュース編集部
【クルマをもっと身近にするWEB情報メディア】
知的好奇心を満たすクルマの気になる様々な情報を紹介。新車情報・試乗記・交通マナーやトラブル・道路事情まで魅力的なカーライフを発信していきます。クルマについて「知らなかったことを知る喜び」をくるまのニュースを通じて体験してください。





























