スズキ新型「コンパクトSUV」登場! “先進性×走りの楽しさ”を両立! 「スズキの知恵と便利さを入れ込みました」 開発エンジニアに聞いた「e VITARA」のスゴさとは?
気になる仕様とは?
e VITARAのボディサイズは全長4275mm×全幅1800mm×全高1640mm、ホイールベースは2700mmとコンパクトながらも室内空間を確保したプロポーションです。
最小回転半径は5.2mと取り回しの良さも特徴的です。乗車定員は5名で、タイヤサイズは225/55R18となります。
ボディには、EV専用に新開発された「HEARTECT-e」プラットフォームを採用し、軽量な構造かつ、広い室内スペースを両立。
また、高ハイテン材の使用率を従来の約2倍に増やし、電池容量を最大化するためにフロア下メンバーを廃止するなど、電気自動車としての性能を最大限に引き出す設計となっています。

エクステリアデザインは「Hi-Tech & Adventure」をコンセプトに、EVらしい先進感とSUVの力強さを融合させています。
ロングホイールベースと四隅に踏ん張る大径タイヤ、ロングキャビンといったEVらしい特徴に、立ったフロントウインドウ、厚みのあるフード、力強いフェンダー、量感のあるショルダーといったSUVらしい要素を組み合わせたデザインとなっています。
フロントには「3ポイントマトリックス」のアイコニックなランプグラフィックを採用し、サイドビューではアグレッシブな印象のアロイホイールとエアロダイナミックカバーを組み合わせています。
エクステリアカラーはツートーンが4色、モノトーンが1色用意されており、「ランドブリーズグリーンパールメタリック」や「スプレンディッドシルバーパールメタリック」など個性的なカラーバリエーションとなっています。
インテリアは統合ディスプレイシステムを採用し、フローティングセンターコンソールと組み合わせることで開放感のある室内空間を実現しています。
アンビエントライティングも装備され、先進的かつ快適な室内環境を提供します。
パワートレインは、駆動方式によって異なる構成となっています。
2WDモデルはフロントに最高出力106kWのEVシステム「eAxle」を搭載し、4WDモデルはフロントに128kW、リアに48kWのeAxleをそれぞれ配置するデュアルモーター方式となっています。
バッテリーは49kWhと61kWhの2種類が用意され、49kWhバッテリー搭載モデルで一充電走行距離(WLTCモード)は400km以上、61kWhバッテリー搭載モデルで500km以上を実現します。
最高速度は150km/hで、0-100km/h加速は2WDの49kWhモデルで9.6秒、61kWhモデルで8.7秒、4WDモデルで7.4秒と、EVならではの加速性能を発揮します。
充電性能は、急速充電で50kW(125A)の場合10-80%まで約55分、90kW(200A)の場合で約45分となっています。
先進機能としては、走行モードとしてSPORT、NORMAL、ECOの3種類を用意し、ペダルモードも3段階から選択可能です。
さらに寒冷時のバッテリー昇温機能やバッテリーウォーマー機能など、実用性を高める機能も備えています。
4WDモデルに搭載される「ALLGRIP-e」は、SUVとしての走破性を高めつつ、よりパワフルな走りを実現するシステムです。
AUTOモードでは走行状況に応じて前後の駆動力配分を自動的に最適化し、TRAILモードではタイヤが空転した際にブレーキ制御を行うことで悪路走破性を高めています。
なお、eVITARAの価格は現時点では未公表ですが、今後も詳細な情報が明らかになっていくことでしょう。
スズキ初の本格的電気自動車として、その走行性能や実用性に注目が集まります。
Writer: くるまのニュース編集部
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