日産「丸目“スライドドア”バン」実車公開! 全幅1.7mの4ナンバー「ちょうどいいサイズ」で「GT-R」の精悍グレー採用! 「キャラバン」ベースの“車中泊”仕様「GMLVAN V-02」実車展示
2025年6月27日から3日間開催の「東京アウトドアショー2025」に、ゴードンミラーモータースは日産「キャラバン」をベースに内外装のカスタマイズを施した車中泊モデル「GMLVAN V-02」を出展しました。どのようなモデルなのでしょうか。
天然木材を多用した内装の完成度がエグい!
2025年6月27日から29日まで、幕張メッセ(千葉市美浜区)を会場に開催された「東京アウトドアショー2025」には、キャンプグッズやアウトドアギアのほか、アウトドアに映えるクルマたちも多く展示されていました。
中でもキャンピングカーや車中泊仕様は多くの車両が出展されており、多くの来場者が熱心にチェックする姿が印象的でした。

機能的なデザインのガレージウェアやアウトドアギア、ツールなど、様々なオリジナル商品を展開するゴードンミラーが展開する「ゴードンミラーモータース」からは、同社のエッセンスを凝縮したオリジナルカー2台を出展。
「GMLVAN V-02」と名付けられたモデルは、「手に入れたその日から快適なバンライフが始まる」をコンセプトに作り上げられたもので、ベースとなっているのは日産のワンボックスバン「キャラバン」の上級グレードである「プレミアムGX」です。
ボディサイズは全長4695mm×全幅1695mm×全高1990mm。キャンピングカー登録ではなくベース車同様の小型貨物車(4ナンバー)登録となります。
展示車のボディカラーは、日産の高性能スポーツカー「GT-R NISMO」や「フェアレディZ NISMO」などと同様の「ステルスグレー」でしたが、「ホワイト」も設定されています。
一見しただけではベース車がわからない、特徴的な丸目4灯のフロントフェイスや、オリジナルのサイドガーニッシュによってスタイリッシュに生まれ変わったサイドビューが目に入るGMLVAN V-02ですが、“バンライフカー”ということで、インテリアがしっかり作り込まれている点も見逃せません。
内装には天然のアカシア材を使い、ルーフには調光機能付のLEDライトを採用。
一方のフロアにはあえて木目の塩ビシートを使用することで、全体の質感はそのままに、濡れたままの荷物や土足のままの乗車でも問題のないようにしています。
セカンドシートには主にキャンピングカーなどで使用される「REVOシート」を採用し、多彩なシートアレンジでソファーやフルフラットベッドに変身させることもできます。
またテーブルとして利用できるフロアボードやフロントテーブル、カーテンなどバンライフに必要な装備がひと通り標準装備となっているのもポイント。
荷室部分をベッドやリビング、ラゲッジとさまざまなレイアウトにアレンジすることで、自由きままに使えるようになっているのです。
またキャンプサイトなどで用意される外部電源を接続する入力設備も標準装備で、納車されたその日からバンライフを堪能できる仕様となっているのが最大の魅力といえるでしょう。
そんなGMLVAN V-02は、2リッターガソリンエンジンの2WDモデルと、2.4リッターディーゼルターボエンジンの4WDモデルの2種類が用意され、前者は636万9000円、後者は727万1000円(ともに消費税込み)。
一見すると「高い」という印象を持つかもしれませんが、実車を見て装備内容を確認すれば、むしろお買い得感すら覚えてしまう充実した内容となっていました。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。