ダイハツ「ちいさいスポーツカー」に注目! パワフルなターボ×5速MT搭載! シンプル「軽セダン」が“走り系”に進化した「ミライースGRスポーツ」とは!
ダイハツは「東京オートサロン2025」にて「ミライースGRスポーツ」というコンセプトカーを出展しました。まもなく発売の噂もある同車ですが、どのような特徴があるのでしょうか。
ダイハツ「ちいさいスポーツカー」に注目!
「東京オートサロン2025」のダイハツブースに展示され、多くのクルマ好きから話題を集めたのが「ミライースGRスポーツ コンセプト(以下、ミライースGRスポーツ)」です。
まもなく登場するという噂もありますが、果たしてどのようなモデルなのでしょうか。

ベースとなった「ミライース」は、2011年9月に初代が登場し、現在は2017年5月に発売された2代目が現行型として販売されている「軽セダン」です。
もともとダイハツのベーシックカー「ミラ」の派生車種として、よりエコな低燃費車として開発され、ハイブリッドシステムなどは使わずとも既存技術を徹底的に見直すことで、低価格と低燃費を両立させたモデルです。
現行の2代目も同様のコンセプトで開発されており、本来はスポーティさとは無縁のモデルと言えます。
しかし、その「軽量で安価」という特徴に注目し、2代目「コペン」に搭載されるターボエンジンや5速MTなどを移植してスポーツモデルに仕上げたのが、このミライースGRスポーツです。
そもそも軽自動車は、メーカーを問わずコストを抑えるために、基本的なプラットフォームなどを共有しているケースがほとんど。
ミライースとコペンも一見するとハッチバックとオープンで全く異なるクルマに見えますが、エンジンはどちらもKF型(NAとターボの違いはあり)、足回りもフロントがストラット、リアがトーションビームと同形状の形式を採用しています。
もちろん車種のキャラクターに合わせて細かなチューニングは異なりますが、既存パーツの移植は比較的容易に行えます。
オートサロンに展示された車両には、エンジンやトランスミッションのほか、レカロ製のバケットシートやBBS製の鍛造アルミホイールなど、コペンに設定されているパーツも流用されていました。
このように既存パーツの活用でコストを抑える一方で、バンパーなどのエクステリアには専用形状を採用。空力特性や冷却性能もしっかりと考慮されています。
実は、すでにミライースにコペンのパワートレインを移植した車両が、ラリーを中心としたモータースポーツにテスト参戦しており、GRの理念である「モータースポーツを起点としたより良いクルマ作り」が、すでに実践されているのです。
こうした点を踏まえると、このモデルが単なるショーモデルで終わるとは考えにくく、ミライースGRスポーツ市販化の噂も現実味を帯びていると言えるでしょう。
実際に発売されるとしたら、どの程度の価格帯で登場するのかが気になるところです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。























































