激売れホンダ「N-BOX」のNAエンジン車で峠道はつらい? 実燃費テストで意外な結果が…
日本でもっとも売れている軽自動車のホンダ「N-BOX」。実際に走ってみた実燃費はどんなものなのか、軽には厳しいと言われる峠道や高速道路もしっかりテストしてみました。
軽には厳しいと言われる峠道や高速道路でもテストを実施
日本でもっとも売れている軽自動車のホンダ「N-BOX」。室内の広さや使い勝手の良さが売れている理由の1つではありますが、実際に走ってみた実燃費はどんなものなのか、軽には厳しいと言われる峠道や高速道路もしっかりテストしてみました。
N-BOXには自然吸気エンジン車と強い加速が自慢のターボエンジン搭載車がありますが、今回試したのは前者のノーマルエンジン車です。
ルートはまず一般的な街中を10キロほど走行し市街地燃費を計測。その後、東名高速の東京側の起点である用賀を出発して御殿場まで高速道路でクルーズコントロールを使わずに法定速度で移動し2回目の計測。そこから箱根に通り抜けて小田原へ抜ける峠道区間で3回目の計測。最後はクルーズコントロールを活用しながら小田原厚木道路から東名高速を通って東京まで戻って最後の4回目の計測をしました。
4つのセクションで、市街地、クルーズコントロール活用なしの高速、峠道、そしてクルーズコントロールを使った高速道路の4つの状況を確かめてみたわけです。
まずは各セクションの燃費の数値(車両の燃費計値)から書くと、
・市街地:19.6km/L
・高速道路(クルーズコントロール不使用):20.4km/L
・峠道:20.0km/L
・高速道路(クルーズコントロール使用):23.1km/L
という結果となりました。
当日の道路は、市街地、高速道路、峠道のいずれも交通の流れは順調。気温は17~20度と極端な温度ではありませんが雨が降り、路面はどこも濡れていました。エアコンは作動させ、オートの設定温度を25℃で固定して走りました。
また、燃費は意識しない普通の乗り方でのテストですが、N-BOXは「ECON(イーコン)」と呼ぶトランスミッションや空調の制御を燃費重視にするモードが備わっていますが、エンジンをかけるとECONがオンになるのでそのまま走りました。
それではセクションごとの状況を見ていきましょう。