激売れホンダ「N-BOX」のNAエンジン車で峠道はつらい? 実燃費テストで意外な結果が…
走ってみてわかったN-BOXで燃費を伸ばすポイントとは
今回のテストでは実施しませんでしたが、走ってみてわかったN-BOXで燃費を伸ばすポイントをお教えします。
市街地では踏み込み過ぎず丁寧なアクセル操作をおこない、前方の信号が赤なら早めにアクセルをオフにするなど省燃費運転の基本操作をおこなうこと。また停車前アイドリングストップ機能を生かしてガソリンを多く節約できるよう、停止直前はスーッと減速しながらエンジンがかからないように滑らかに停車すると無駄な燃料を使わずに済みます。
また高速道路では空気抵抗が大きいので、速度を高めるとどんどん燃費が低下します。高速道路の流れの邪魔をするほど低い速度で走るのは安全面からもお勧めしませんが、燃費を伸ばしたいのであれば一定速度をキープする大型トラックの後ろでクルーズコントロールを使いながら速度を上げずに巡行すると簡単に省燃費運転ができるはずです。
また、高速道路走行時はエンジンの余力が少ないので上り坂などで気が付かないうちに速度低下が起きがちです。すると速度を上げるためにアクセルを踏み込んで燃費悪化の原因となるので、速度を低下させずにキープするよう心がけましょう。そこで神経を使わずに済むためにも、高速道路走行時は前を走るクルマにあわせて速度を調整してくれる追従型クルーズコントロール(N-BOX全車に標準装備)の使用がオススメです。
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Writer: 工藤貴宏
1976年長野県生まれ。自動車雑誌編集部や編集プロダクションを経てフリーの自動車ライターとして独立。新車紹介、使い勝手やバイヤーズガイドを中心に雑誌やWEBに寄稿している。執筆で心掛けているのは「そのクルマは誰を幸せにするのか?」だ。現在の愛車はマツダ CX-60/ホンダ S660。