日産「新型スポーツセダン」登場は? 高級×スポーティがウリだった「セドリック/グロリア」最新e-POWER&プロパイロット搭載で復活に期待!?

経営不振で窮地の日産ですが、元気だった頃の日産には、魅力的なスポーツセダンが数多く存在していました。そこで復活が期待されるモデルを考察してみました。

復活希望の声が寄せられる「セドリック/グロリア」

 経営不振で窮地となっている日産ですが、トヨタと常にバトルを繰り広げていた元気だった頃を知る者にとっては寂しい限りです。

 そしてそんな元気だった頃の日産には、魅力的なスポーツセダンが数多くラインナップされていました。

「セドリック」の復活を希望する声も!
「セドリック」の復活を希望する声も!

 かつてのような勢いを取り戻すためにも、スポーティなモデルの誕生を期待したいところですが、一体どのようなモデルの復活が望まれるのでしょうか。

 ユーザーからの挙がる復活希望の声や販売現場の声とともに考察してみます。

 現在、ユーザーが求めているジャンルはSUVやミニバンですが、かつてはセダンがもてはやされていました。ただし、セダンが主役の座を取り返すことは難しいと言わざるを得ませんが、だからといってセダンがダメというわけではありません。

 実用性や居住空間の広さ、快適性などではSUVやミニバンに劣るものの、やはりスポーティな雰囲気と実用性を兼ね備えたスポーツセダンならば、注目も人気も集める可能性がありそうです。

 実際にネット上では「日産に復活させて欲しい車種」として、「GT-R」や「シルビア」といった2ドアスポーツに加え、豪華さと実用性とスポーティさを兼ね備えた4ドアセダンの名前が挙がっています。

 確かにセダンにとって冬の時代を迎える現在、あれだけあったセダンは消滅し、現存するのは2014年にデビューした「スカイライン(13代目)」のみとは、あまりにも悲しい実情です。

 ただし、カタログモデルのスカイラインとして最強の405馬力を発揮する3リッターV型6気筒ツインターボエンジンを搭載する「400R」は、かつて繁栄を極めたスカイラインの系譜を守り続けており、潜在的な人気は根強いものがあります。

 消滅してしまったセダンのなかで、多くの人々が復活を希望しているのが、トヨタ「クラウン」の対抗馬として人気を博した高級セダン「セドリック/グロリア(通称:セドグロ)」です。

 1960年に登場した「セドリック」と、合併前だったプリンス自動車から1959年に誕生した「グロリア」という歴史あるモデルですが、1965年に経営統合され、1971年に3代目へのフルモデルチェンジを機に基本コンポーネンツを共有化して姉妹車に。

 そんなセドグロは1999年に誕生した10代目(「グロリア」は11代目)が2004年に生産を終了しました。

 ラグジュアリーさをウリにするクラウンに対し、セドグロは高級だけどパワフルでスポーティな走りが特徴。

 当時を知る自動車販売店のスタッフも「セドグロは、『e-POWER』や最新の『プロパイロット』を搭載した、ハイスペックサルーンとして復活してほしいというお客様の声を聞いております」と言い、復活を希望する人が多い1台です。

 もう1台、意外に復活希望の声が多かったのが「ブルーバード」です。日本市場では10代目が2001年に生産終了しましたが、後継モデル「ブルーバードシルフィ」は現在でも進化継続中(日本導入は2代目まで。現在は2019年誕生の4代目が販売中)。

 海外では地域によって「セントラ」という車名で販売されており、この4代目がかなりスタイリッシュなのです。日本仕様にモディファイできれば、すぐにでも復活できるのではないでしょうか。

 なおセダン車人気の根強い北米では、2025年中に次期型セントラを発表すると明らかにしており、こちらの動向も注目されます。

 そのほか、復活希望が多いのが「プリメーラ」です。ただし、大型化した3代目ではなく、2代目までの「質実剛健かつスポーティなセダン」の復活が期待されています。

 欧州車のような骨太でかつ適度なサイズのセダンでありながら、ハンドリングは秀逸という、お手本のようなスポーツセダンとして人気を博したプリメーラも、最新モデルの登場が期待される1台です。

※ ※ ※

 2025年5月に発表された日産の経営再建計画では、新型スカイラインの開発が明言されています。

 SUVやミニバン全盛の時代に、セダンの開発にお金をかけられない事情もわかりますが、硬派でお手頃価格のスポーツセダンが復活してくれたら、日産の業績回復に貢献するかもしれません。

【画像】超カッコいい! これが日産の「スポーツセダン」です!(27枚)

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