三菱「新型デリカ」いつ登場!? 唯一無二の「“SUV”ミニバン」どうなる? 精悍「D:Xコンセプト」からわかる「次期型」の姿とは

2023年の「ジャパンモビリティショー」で、三菱は「未来のデリカ」をイメージしたコンセプトカー「D:Xコンセプト」を発表しました。18年フルモデルチェンジされていない現行「デリカD:5」の次期型は、はたしてどのような姿で登場するのでしょうか。

「デリカ」の近未来像を示した「D:Xコンセプト」

 2023年、三菱は未来の「デリカ」像を提示するコンセプトカー「D:Xコンセプト」を「ジャパンモビリティショー(JMS)2025」で世界初公開しました。

 その名称は「発見(Discover)」と「体験(Experience)」を掛け合わせたもので、未知なる冒険へと誘う次世代の電動クロスオーバーミニバン像を体現しています。

次期「デリカ」はどうなる!?[画像は「MITSUBISHI D:X Concept」]
次期「デリカ」はどうなる!?[画像は「MITSUBISHI D:X Concept」]

 外観は、一目で“デリカ”とわかる力強い箱型フォルムを継承。サイドウィンドウのグラフィックや太いDピラーなど、歴代モデルの面影も色濃く残されています。

 フロントには、進化型の「ダイナミックシールド」デザインと、T字型のプロジェクションレーザーライトを採用。タフさと先進性が融合した顔つきが印象的です。

 張り出しの強いオーバーフェンダーや大径タイヤは、高い悪路走破性を視覚的にアピールしています。

 インテリアの革新性も際立っています。

 最大の見どころは、上下動と180度回転が可能な「パノラミックシート」で、乗員が向き合って座れる「対座モード」も備わります。

 かつての「デリカスターワゴン」などにも備わっており、往年のファンにとっても懐かしい装備といえそうです。

 またドライバーから前方の路面状況を映像で可視化する「シースルーボンネット」機能を搭載したほか、ヤマハと協業した新世代音響システムが臨場感あふれる音響体験を提供します。

 パワートレインには、三菱が誇るプラグインハイブリッド(PHEV)システムを採用。充電インフラに左右されず長距離走行が可能なPHEVは、「どこへでも行ける」ことを信条とするデリカの思想と完全に一致する選択といえるでしょう。

 では、このD:Xコンセプトをベースにした次期型デリカは、いつ、どのような形で登場するのでしょうか。

 まず考えたいのは、現行型「デリカD:5」が歩んできた特異な歴史についてです。

 2007年の登場から実に18年にわたりフルモデルチェンジされることなく販売が継続されてきたD:5は、国産車の中でも異例のロングライフモデルです。

 その成功を支えたのは、「SUVミニバン」という他に類を見ない唯一無二のポジションを築いたことにあります。

 また堅牢なボディの中核を成すのが、環状骨格構造「リブボーンフレーム」です。高い剛性と安全性を兼ね備え、部分的な改良を重ねながら長く第一線で活躍し続けることができました。

 加えて、優れた悪路走破性を武器に、アウトドアや車中泊を楽しむ層から「タフギア」として熱烈に支持され、巨大なカスタム市場や高いリセールバリューを維持し続けてきた点も、D:5の大きな強みです。

 もちろん長い歴史の間には、度重なる改良を重ねています。

 なかでも2019年には、ディーゼルエンジンや先進運転支援機能を大幅にアップデートし、さらにフロントデザインを全面刷新するなど、ほぼフルモデルチェンジといっても良いほどの大幅改良もおこなわれています。

 他社のミニバンにも見劣りしない最新技術を有しているのも特徴といえるでしょう。

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