ホンダの斬新「“2人乗り”軽ピックアップ」がスゴイ! “商用車”ベースに開発した「アウトドア最強」モデル! レジャーに大活躍の“すごい軽トラ”「アクティ・スポーツ」が万能すぎる!
ホンダが過去に発表したコンセプトカーの中でも、現実味の高さから注目を集めた1台である「アクティ・スポーツ」を取り上げて紹介します。
ホンダの斬新「“2人乗り”軽ピックアップ」に大注目!
2025年10月には、国際的な自動車イベント「JAPAN MOBILITY SHOW 2025(ジャパンモビリティショー2025)」が東京ビックサイト(江東区有明)で開催されます。
これまでも自動車イベントには、未来を予感させたり今後の市販化が想定されるコンセプトカーが展示され、大きく話題を集めていました。
本記事では、それらの中でも現実味の高さから注目を集めた1台である、ホンダの「アクティ・スポーツ」を取り上げて紹介します。

ホンダの軽商用車「アクティ」は、1977年に初代モデルが誕生。ホンダの四輪事業の基礎を作った軽商用車「T360」の流れをくむ軽トラックおよび軽バンとして登場しました。
同車は軽トラとしては唯一、エンジンを車両中央に配置するという「MR」の駆動形式を採用し、使い勝手の良さとパワフルな走行性能を両立。
また荷台もフレームの一部として利用する独自の「モノコック構造」としたことで、ホンダらしい個性的な商用車として長年愛されましたが、アクティバンは2018年7月に、そしてアクティトラックは2021年4月に生産終了し、モデル廃盤となりました。
そんなアクティをベースに、ルーフやリアの荷台を大幅にカスタムして、まさに「ピックアップトラック仕様」へと生まれ変わらせたモデルが、2002年にホンダが初公開したアクティ・スポーツというコンセプトカーです。
そもそも“アクティ”という車名には、「アクティブ(活動的な)」という意味が込められており、ビジネスは当然としてレジャーにおいても活躍することが想定されていました。
そんなことからアクティ・スポーツでは、アクティの秘めた“遊びの実力”をフルに活用し、軽トラックに新たな楽しみを生み出すべく入念に開発。
まずレジャー用の道具もガンガン積み込めるよう、リアの荷台スペースを強化し、「アオリ」と一体化したボディには作業用ルーフランプ付きのパイプキャリアを取り付けました。
荷台には荷物を固定する際に便利な収納型のフックを採用し、オフタイムに活躍する遊び道具としての使い勝手を高めています。
またこの荷台スペースには、泥や汚れなどを気にせず積める樹脂製パネルを採用。
先述したパイプキャリアはステンレス製なので、サビの心配をせずにサーフボードなど濡れた長尺物を積載したり、付属した小物収納ネットに汚れた服や濡れたウェットスーツを入れて持ち帰ることが可能です。
さらに、バギーやオフロードバイクのような重量級のオフロードギアも積載できるよう、リアパネル上部にはウインチを搭載。アクティの利便性をより高めました。
そのほか、両サイドのアオリの内側には容易に取り外せるラダーレールが収納されており、荷台から斜めに架ければ、重い荷物を積み降ろす際に役立ちます。
このアクティ・スポーツのボディサイズは、全長3395mm×全幅1475mm×全高1745mm(全高はパイプキャリアを除く)。
パワーユニットについてのアナウンスはありませんが、内容から予想するに、ベースのアクティと同じ660ccのエンジンが搭載されている可能性が高いでしょう。
インテリアは、活力を感じられる明るいペールベージュをメインカラーに、オレンジをアクセントとして採用。
快適な空間を演出しつつ、さりげない遊び心がドライブの楽しさを盛り上げてくれるコーディネートです。
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このようにアクティ・スポーツは、デザイン性の高さとともに“軽トラ”の可能性を大きく広げる、魅力的なコンセプトカーでした。
残念ながら市販化されることはありませんでしたが、「仕事から趣味まで多彩な用途に使える商用車」という提案は、後にホンダから発売された商用バン「N-VAN」にも引き継がれているのではないでしょうか。
2025年10月に開催されるジャパンモビリティショー2025でも、ホンダから遊び心あふれる魅力的なコンセプトカーが登場するのか、期待していきましょう。
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