“過去住所”もバレバレ!?「免許証の12ケタ」に隠された「驚きの秘密」とは 「学科試験の点数がバレる」「紛失した回数もバレる」の噂も!? ネット上の「都市伝説」実際はどうなのか

運転免許証のオモテ面に書いてある「12ケタの番号」には、一体どのような意味があるのでしょうか。

免許証の「12桁の数字」

 運転免許証のオモテ面には、それぞれのドライバーに固有の「12ケタの番号」が記載されています。

 この番号、一体どういった意味が隠されているのでしょうか。一部では「学科試験の点数がバレる」「免許証を紛失した回数もバレる」という噂がありますが、果たして真実なのでしょうか。

免許証のイメージ
免許証のイメージ

 運転免許は、公道で車などを運転する際に取得しなければならない資格で、運転免許証はその資格の証明となるものです。

 運転免許を取得せずに自動車を運転した場合は「無免許運転」となり、3年以下の懲役又は50万円以下の罰金という重い罰則の対象となります。

 また免許を取得していても、運転時に運転免許証を携帯していなければ「免許証不携帯」となり、3000円の反則金が科されてしまいます。

 ところで、そんな運転免許証の「番号」ですが、ケタごとにセクションが分かれており、それぞれ個別に番号を決めるルールが定められています。

 左側の数字から、順番に見ていきましょう。

【左から1~2ケタ目】

 運転免許を最初に取得した「都道府県」、つまり免許試験を受けて、免許証が交付された場所で決まります。たとえば東京なら「30」、京都は「61」、広島は「73」です。

【左から3~ 4ケタ目】

 運転免許証を最初に取得した「西暦」の「下2ケタ」です。2021年に原付免許を取得した場合は「21」となり、そのあと普通自動車の免許を追加取得しても、番号は変わりません。

【左から5~ 10ケタ目】

 この6ケタが、免許証ごとに固有のいわゆる「シリアルナンバー」です。正式名称は「交付番号」です。1年ごとに数字があらためて割り振られる仕組みです。

【左から11ケタ目】

 この1ケタは「チェックディジット」と呼ばれる数字です。これは番号をパソコンで別の場所へ入力した場合などに、数字の「打ち間違い」があるか検出するために使われます。

 10ケタ目までの数字から、特有の計算式を使って算出される数字です。チェックしたい時に、再度計算して、この数字と合っていなかった場合、10ケタのどれかを書き間違えている可能性が高い、と判定することができるのです。

 この計算式は複雑ですが、ざっくり説明すると、各ケタに固有の数を掛けたものを全部足して、それを11で割った余りから11を引いた答えが、11ケタ目のチェックディジットとなります。

【左から12ケタ目】

 一番右端の数字は、免許証の「再発行回数」です。

 10回紛失すると「1」に戻ります。たとえば23回紛失すれば「5」となり、3万回紛失すれば「3」となる計算です(9で割った余りに等しい)。

 ※ ※ ※

 このように、免許証の番号にはそれぞれに意味があり、奥が深くなっています。学科試験の点数はこれでは分からないものの、紛失履歴については丸分かりになってしまいますので、注意しましょう。

 さらに、交付場所が分かることで「あなたは2015年当時、埼玉県が地元だったんですね」などの推測もできてしまいますが、そうした詮索を嫌がる人もいるので、気遣いを忘れないようにしましょう。

【画像】超カッコイイ! これが自慢したくなる「ピンクの免許証」です! (23枚)

【NEW】自動車カタログでスペック情報を見る!

画像ギャラリー

【2025年最新】自動車保険満足度ランキングを見る

新車不足で人気沸騰! 欲しい車を中古車でさがす

最新記事

コメント

本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿や、URLを記載した投稿は削除する場合がございます。

メーカーからクルマをさがす

国産自動車メーカー

輸入自動車メーカー