272万円で買える! 日産の最新「“8人乗り”ミニバン」に注目! 「画期的バックドア」&“両側スライドドア”標準装備! 最上級では選べない「グレージュ内装」も採用の「セレナX」最安モデルとは?
e-POWERや先進安全装備などハイテク技術を搭載する日産「セレナ」。そのなかでも最も安く購入できるグレードは、一体どのような仕様なのでしょうか。
最安グレードならではの仕様も!
現行型の日産「セレナ」は、2022年に発表されたファミリー向けミニバンで、先進技術や新世代のe-POWERを搭載し、人気を博しています。
日本自動車販売協会連合会が発表する「乗用車ブランド通称名別順位(新車販売ランキング)」によると、2025年5月の累計販売台数でセレナは4770台を記録し、12位にランクインしました。
そんなセレナの中で最も安価なグレードはどのようなモデルなのでしょうか。

初代セレナは1990年代に日産が世界トップレベルの技術を目指した「901運動」の一環として開発され、1991年に登場。
一部グレードには4輪操舵システム「スーパーHICAS」やマルチリンク式リアサスペンションを搭載するなど、走行性能を重視した特徴がありました。
また、初代で追加された特別仕様車「ハイウェイスター」は、専用の内外装が施されたグレードで、現行モデルでも人気の高い売れ筋グレードの一つです。
そこから進化を重ね、2016年に登場した5代目モデルからは、シリーズハイブリッド「e-POWER」や先進運転支援システム「プロパイロット」といった最新技術が導入されました。
そして現行モデルにあたる6代目は2022年11月に発表され、e-POWERは第2世代へと進化し、静粛性と加速性能、環境性能の向上が図られました。
そんな現行セレナの中で最も安価なモデルが「X 2WD」です。
Xグレードのボディサイズは全長4690mm×全幅1695mm×全高1870mm、ホイールベースは2870mmで、5ナンバーサイズに収まります。
一方、ハイウェイスター系グレードやルキシオンなどの一部上級グレードでは3ナンバーサイズとなります。
外観は、エアロパーツを装着した上級モデルと比べ、落ち着いた親しみやすいデザインが特徴です。
ボディカラーはモノトーン7色が用意されており、シートカラーはブラックに加え、ハイウェイスター系やルキシオンでは選べないグレージュも選択可能です。
Xグレードのシート配置は3列シート8人乗りで、7人乗りは設定されていません。
また、後席両側にあるスライドドアは標準では電動式ではなく、オプションで助手席側のみハンズフリー式オートスライドドアを装備可能です。
収納面では上位グレードと若干の差があり、2列目用の折りたたみ式パーソナルテーブルや前席シートバックポケットは装備されていません。
また、3列目のカップホルダーが上位グレードの6個に対し省略されています。
現行セレナの特徴的な機能の一つである「デュアルバックドア」は、通常のテールゲートよりも狭いスペースで開閉できる点が魅力で、Xグレードにも標準装備。
そのほか、プッシュ式エンジンスターター、オートホールド機能付き電動パーキングブレーキ、運転席・助手席独立温度調整機能付きフロントオートエアコン+リヤクーラーも装備されています。
安全装備では、プロパイロットが全車に標準搭載され、高速道路での運転支援や衝突軽減ブレーキなどが含まれます。
ただし、高速道路の同一車線内で利用可能なハンズオフ機能付き「プロパイロット 2.0」は設定されていません。
パワートレインは、最高出力150PS・最大トルク200Nmの2リッターガソリンエンジンで、トランスミッションはエクストロニックCVT、駆動方式は2WD(FF)です。
これらのパッケージを装備したX 2WDの価格(消費税込み)は271万9200円で、両側電動スライドドアが不要であれば、十分な装備内容といえるでしょう。
なお、最上級モデル「e-POWER LUXION 2WD」は484万7700円で、エントリーモデルとの価格差は210万円以上に及びます。
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