トヨタ最新「クラウンマジェスタ」がスゴイ! まさかの「セダン」じゃない“タフボディ”&「340馬力超え」パワトレ採用! “5年ぶり”に復活していた最上級モデル「マジェスタ」サウジ仕様とは?
日本市場で存在感を示しているトヨタ「クラウンシリーズ」には、2018年まで最上級モデルとして「クラウンマジェスタ」が存在していました。しかし2023年にその名前を復活させたモデルが登場しています。一体どのようなクルマなのでしょうか。
復活していた「マジェスタ」の気になる仕様とは?
現行モデルで16代目にあたるトヨタ「クラウンシリーズ」は、「クロスオーバー」、「スポーツ」、「セダン」、「エステート」の4つのモデルで構成されており、2025年5月の乗用車の新車販売台数データでは、シリーズ全体で4077台が登録され16位にランクインするなど、日本市場で存在感を示しています。
そんなクラウンシリーズには、かつて「マジェスタ」という最上級モデルが設定されていました。
日本国内では2018年に生産終了して以来、新型モデルは登場していませんが、2023年に海外でマジェスタの名前が復活しています。
一体どのようなクルマなのでしょうか。

日本でのマジェスタは、1991年に初代がクラウンの最上級モデルとしてデビューし、威厳あるデザインと先進技術で多くのファンを魅了しました。
車名の由来である「majestic(威厳ある)」の名にふさわしく、堂々とした存在感と高級感を備えていました。
当初は、トヨタのもう一つの高級車であるセルシオ(現在のレクサスLS)との差別化が課題でしたが、4リッターV型8気筒エンジンを搭載した「4000ロイヤルサルーンG」をベースに進化したマジェスタは、独自の地位を確立しました。
電子制御エアサスペンションやヘッドアップディスプレイ、エレクトロマルチビジョンといった当時最先端の装備を採用し、クラウンのフラッグシップとしての魅力を高めました。
日本でのマジェスタは、2代目以降、特徴的な縦型テールランプや洗練されたデザインで進化を続け、1995年には車両安定性制御システムをトヨタとして初めて搭載するなど、技術面でもリードしてきました。
しかし、2013年に登場した6代目では専用ボディが廃止され、クラウンの派生モデルとしての位置づけに変更。
エンジンもV型8気筒からハイブリッドシステム(2.5リッター直列4気筒または3.5リッターV型6気筒)に移行し、伝統的なデザイン要素も失われました。
これにより、マジェスタ独自の個性が薄れ、2018年に27年の歴史に幕を閉じました。
そんななか、サウジアラビアでは2023年にクラウンの最上級グレードとしてマジェスタの名を復活させました。
ちなみにサウジアラビアで展開されるクラウンは、日本市場のクラウンクロスオーバーをベースにしたモデルです。
ボディサイズは全長4980mm×全幅1840mm×全高1540mmと、日本のクラウンクロスオーバーよりも全長が50mm長くなっています。
マジェスタの外装は21インチのアルミホイールや洗練されたLEDヘッドライトを採用し、内装にはカスタマイズ可能なデジタルゲージクラスターや最新のインフォテインメントシステムを搭載。
快適性と利便性を追求した設計が施されています。
その最上級モデルであるマジェスタは、2.4リッター直列4気筒ターボエンジンとモーターを組み合わせたハイブリッドシステムを搭載し、最高出力344馬力、最大トルク550Nmを誇ります。
燃費性能も優れており、18km/L(公表値)を実現し、パフォーマンスと環境性能を両立しています。
なお、価格は21万1140サウジアラビアリヤル(約810万円)で、プレミアムセダンとしての高級感を備えつつ、現代的なデザインと技術で新たな顧客層を惹きつけています。
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