レクサスが新型「クーペSUV」登場へ! 初の“超”斬新ハンドルדMT”風「8速ギア」で一体感がスゴい! 400馬力超えの俊足モデル「新型RZ」マイチェンモデルで「どう変わった」!?
レクサスは、BEV専用モデルの新型「RZ」を2025年3月に世界初公開しました。従来モデルに対してどのような変更がおこなわれたのでしょうか。
新設定のスポーツモデル「RZ550e F SPORT」は400馬力超え!
レクサスは2025年3月、「RZ」の新型モデルを世界初公開しました。
どのような進化を遂げたのでしょうか。

RZは、同ブランド初のBEV(バッテリーEV:電気自動車)専用車として、2023年3月に発売されました。
新型といいつつも、従来モデルの改良版(マイナーチェンジ)という形であるため、見た目の変更はなく、ボディサイズも従来型と同じ数値となっています。
ただBEVシステムを全面刷新し、モーターの高出力化や航続距離の伸長、充電時間の短縮を実現したのが大きな特徴です。
これにより、従来の「RZ300e」に相当するモデルが「RZ350e」に、「RZ450e」に相当するモデルが「RZ500e」となり、システム出力の向上が図られています。
搭載される駆動用のリチウムイオンバッテリーも71.4kWhのものから76.96kWhに拡大し、駆動用モーターユニットであるeAxleも効率を高めた新タイプとすることで、システム出力を実現しながらも航続距離の伸長も合わせて実現しているのもポイントといえるでしょう。
そして今回の改良の目玉とも言えるのが、新たに設定された「RZ550e “F SPORT”」です。
RZには2024年1月に100台限定で販売された「RZ450e “F SPORT Performance”」が過去に設定されていましたが、今回RZ550eとなっていることからも分かるように、パワートレインにも手が加えられ、システム最高出力は407.8PSを発生。
さらにレクサス初採用の「インタラクティブマニュアルドライブ(Interactive Manual Drive)」を搭載し、加減速におけるシフト操作時の高揚感を高めるサウンドの演出と相まって、スポーティでダイレクト感ある走りと操る歓びを体感できるようになっているとのこと。
このインタラクティブマニュアルドライプは、ステアリングに備わるパドルシフトを操ることでマニュアル車のように駆動力を操作できるというもの。
8段の仮想有段ギアを設定して、まるでエンジンを搭載している車両に乗っているかのようなシフトアップ/シフトダウンの感覚とサウンドが楽しめるものとなっています。
そしてエクステリアには、F SPORT用カラーの設定と空力に寄与する前後スポイラーとホイールを設定し、インテリアにはF SPORT用シートやアルミペダル類を配することでスポーティな世界観を創出しており、過去の特別仕様車を上回る性能を持ち合わせているようです。
またこのF SPORTには、レクサス初となるステアバイワイヤシステムを導入し、操縦かんのようなヨーク型ステアリングを搭載。
左右約200度の範囲で操舵が可能となっているため、ステアリングを持ち替えることなくクルマを操ることができるようになっています。
なお、今回発表された数値などは欧州向けモデルのものとなっていますが、新型RZは2025年秋以降、順次各地域での発売を予定しているとのことですので、日本への導入も間もなくとなりそうです。
Writer: 小鮒康一
1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。中古車販売店に勤務していた経験も活かし、国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とする。現行車へのチェックも欠かさず活動中。
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