ダイハツ「“新型”ムーヴ」正式発表! 11年ぶり“全面刷新”で買いやすい「135万円スタート」&「スライドドア」採用! 新時代の「ダイハツの要」どう進化した? 先代と徹底比較!
ダイハツは2025年6月5日、新型「ムーヴ」を発表しました。先代からはどのような進化を遂げたのでしょうか。徹底比較します。
新型「ムーヴ」 進化点は?
ダイハツは2025年6月5日、新型軽ハイトワゴン「ムーヴ」を発表しました。同日に発売しています。
先代からはどのような進化を遂げたのでしょうか。新旧を徹底比較します。

今回デビューした新型ムーヴは、1995年登場の初代から数えて7代目。11年ぶりのフルモデルチェンジを遂げました。
なお先代の6代目は2023年内にいったん終売しており、派生モデル「ムーヴキャンバス」のみとなっていました。
約2年のブランクを経て登場した新型では、「今の私にジャストフィット 毎日頼れる堅実スライドドアワゴン」をコンセプトに、新たなダイハツ主力モデルとして、全方位でアップデートが図られました。
ボディサイズは全長3395mm×全幅1475mm×全高1655-1670mm、ホイールベース2460mm。先代とは全高が25-40mmのアップ、ホイールベースは5mm長くなっているものの、ほぼ同一です。
最大の進化はコンセプトの通り、全モデルで後席ドアをスライドドア化した点です。先代までのようなヒンジドアを廃し、狭い場所での乗り降り、荷物の載せおろしを容易にしています。
さらに上級モデルのパワースライドドアでは、クルマを降りた際に予約ボタンを押しておくと、クルマに戻ったときに自動でドアがオープンする「ウェルカムオープン機能」を採用し、利便性を高めています。
クルマとしての基本部分では、先代でも軽量化と高剛性を特徴としていましたが、新型ではダイハツの新時代のものづくりコンセプトである「DNGA」を採用。
2019年から「タント」や「ロッキー」などの新型車に採用されたDNGAでは、徹底した軽量化や走る・曲がる・停まるといった基本性能の大幅な向上のほか、安全性能や乗り心地、燃費向上、さらにはコスト削減も図っています。
新型ムーヴでも走行性能に磨きをかけて、長距離でも疲れない、軽快で安定した走りと低燃費を両立しています。
パワートレインは660ccの3気筒エンジンで、手頃な自然吸気(NA)エンジンとターボエンジンの2タイプを用意。駆動方式はいずれも2WD(FF)と4WDを設定しています。
ターボエンジン車では、新たに「D-CVT」を組み合わせたことで、リズミカルで力強い加速をもたらすステップシフトを採用しました。
燃費性能は、先代モデルから約10%向上した22.6km/L(WLTCモード/NA・2WDモデル)をマークし、高い経済性も実現しています。
先進機能では、最新の「スマートアシスト」を採用。衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制など、先代で備わった機能をさらに熟成させるとともに、最新のステレオカメラの搭載により夜間の歩行者や二輪車なども検知できるようになっています。
さらに、アダプティブクルーズコントロールやブラインドスポットモニター、急アクセル時加速抑制などの機能も組み合わせ、高い安全性を確保しています。
このほか装備では、電動パーキングブレーキ+オートブレーキホールド機能を採用し、渋滞時などの疲労軽減に寄与します。
また、最新のコネクティッドサービス「ダイハツコネクト」を採用したことで、車両のメンテナンスやランプ消し忘れなどの案内、スマートアシストが作動した記録を確認できる機能を盛り込み、利便性の向上と安全運転に役立てることができます。
新型ムーヴと現行ムーヴキャンバス(2022-)のプラットフォームとパワートレインが同じ。
つまり、これはムーブじゃなく、ムーブキャンバス・カスタムってこと。