ダイハツ「“新型”ムーヴ」正式発表! 11年ぶり“全面刷新”で買いやすい「135万円スタート」&「スライドドア」採用! 新時代の「ダイハツの要」どう進化した? 先代と徹底比較!
大幅進化も価格は「たった20万円高」
デザインは、「ムーヴらしい“動く姿が美しい” 端正で凛々しいデザイン」をコンセプトと定め、近年のトレンドを意識したものへと一新。
先代は厚みがあり、ラウンド感を強調した造形となっていましたが、新型では直線を基調としたスタイリングを採用。精悍なヘッドライトとシンプルなグリルで構成されるフロントフェイスは、先代以上に上質感と端正な表情を演出しています。

サイドシルエットもスーパーハイトワゴン風の四角いスタイルが強調され、斜め上に切り上げたクオーターウインドウや、ヘッドライトから貫くように配された強いキャラクターラインなどがスポーティな印象を引き立てています。
サイド下部は先代ではホイールアーチを強調して踏ん張り感をもたせたデザインとなっていましたが、新型ではこれをなくし、真っ直ぐで彫の深い造形をプラスし、爽快なイメージとなっています。
一方、リアは直線基調である点は同一ですが、ムーヴの伝統となっているL字型テールランプを備え、安心感を与えています。
なお、先代までに用意されていたエアロタイプ「ムーヴカスタム」は新型には用意されておらず、上級モデル専用のグリルやヘッドライトの装備で差別化を図っています。
インテリアでは、運転のしやすさを追求したもので、シンプルにまとめています。オーディオ位置は、先代のようにインパネから突き出たものではなく、やや控えめに位置することで運転時の見晴らしの良さを実現。
カラーリングは上品で落ち着いた色となっているほか、先代よりも加飾を控え、居心地の良い空間としています。
先出の通り、従来のムーヴカスタムは廃止されましたが、上級モデルではシルバー塗装やシルバーステッチのシートを備えたことで、従来とは異なる大人っぽい上質さを演出しています。
室内空間は前席周りを中心に、使い勝手のよい収納アイテムを配置しています。前後乗員間距離は先代よりも20mm以上拡大させたことで、後席でもゆったりとした居住性を実現。スライドドアの採用も合わせ、日常域における使い勝手を高めています。
各種装備では、前席シートヒーターや360°スーパーUV&IRカットガラスを採用したことで快適性を向上。
インフォテインメントシステムではワイヤレス対応のApple CarPlayやAndroid Auto機能を備えた9インチディスプレイオーディオ+ワイヤレス充電器や、10インチの大画面ナビをそれぞれメーカーオプション/ディーラーオプションで用意しています。
※ ※ ※
新型ムーヴのグレードラインナップは4つで、ベーシックな「L」、中級モデルの「X」、上級モデル「G」、ターボエンジンを搭載する「RS」を用意。
価格(消費税込)は135万8500円から202万4000円の設定です。
先代は約110万円台から約180万円台の価格帯としており、全体的に20万円ほどのアップとなりましたが、新型ムーヴはスライドドアの採用や先進機能の強化、走行性能の向上などが図られつつも手頃な価格帯を維持しています。
新型ムーヴと現行ムーヴキャンバス(2022-)のプラットフォームとパワートレインが同じ。
つまり、これはムーブじゃなく、ムーブキャンバス・カスタムってこと。