300馬力の日産「新ミッドシップ“マーチ”」公開!? 3.5リッター「V6」&軽量ボディの「350SR」! 新デザインも採用の高性能「マイクラ」英国に登場
日産の英国法人は2025年5月14日、ミッドシップホットハッチ「マイクラ350SR」の新たなレストモッドモデルを生産23周年に合わせて発表しました。どのようなモデルなのでしょうか。
300馬力の日産「新ミッドシップ“マーチ”」って何!?
日産の英国法人は2025年5月14日、ワンオフのミッドシップホットハッチ「マイクラ350SR」を生産23周年に合わせてレストモッド(レストアとモディファイを組み合わせたカスタム)したと発表しました。

マイクラ350SRは、2002年に英国工場で生産された3代目「マイクラ」(日本名マーチ)をベースにした小さなモンスターマシン、当時BTCC(英ツーリングカー選手権)で活躍したレーシングチームと共同開発されました。
「ムラーノ」の3.5リッターV6エンジンを後席部分に横置きし、「350Z」(日本名フェアレディZ)から流用した排気マニホールドや、NISMO製ハイリフトカムなどを組み合わせ、ECUも専用にチューニング。最高出力は約300馬力に達します。車両重量が約1200kgに抑えられていることもあり、ホットハッチにふさわしい加速性能を誇ります。
これまでマイクラ350SRは、日産のイベントで展示されたり、ジャーナリスト向けに貸し出されたりしてきましたが、今回、生誕から23周年(日本語の「2=ニ」「3=サン」の語呂合わせ)という節目を迎えたこと、また6代目となる新型マイクラEVの発売が間近に迫っていることから、改めてこの唯一無二のマシンに手が加えられました。
レストモッドを担当したのはロンドン・パディントンに拠点を置く日産デザインヨーロッパのチーム。彼らは新型マイクラEVおよびそのコンセプトモデルを手がけたメンバーでもあります。
エクステリアはリキッドシルバーを基調にブルーのアクセントストライプと、「=III(=23)」をモチーフにした斬新なグラフィックを組み合わせました。このロゴは「300ZX」(Z32型のフェアレディZ)のテールランプからインスピレーションを得たものです。
半円形のLEDデイライトを備えるヘッドライトは、新型マイクラEVと共通するデザイン言語を採用しています。足まわりとブレーキはフルオーバーホールされ、公道走行に対応するセッティングへと改められました。
インテリアはオリジナルのスパルタンさを尊重しながら快適性を向上。新設計バケットシートと4点式ハーネスを備え、センターには9インチタッチスクリーンを装備し、Apple CarPlay/Android Autoに対応します。
このレストモッドされたマイクラ350SRは、20年以上前の開発時に使用されたミルブルック試験場で5月15日に開催されたSMMTテストデーで公開されました。
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