もはや「“ミニ”アルファード」!? ダイハツの「“高級”軽バン」がスゴい! 上質“カクカク”デザインで超プレミアムな「アトレー“プレミアム”ver.」いつ登場する?
「東京オートサロン」で披露され話題を呼んだ「アトレー プレミアムVer.」。高級ミニバン「アルファード」を彷彿とさせる存在感から“ミニアルファード”とも称されたこの軽カスタム車は、いったいどのようなクルマなのでしょうか。
軽バンの枠を超えた“ラグジュアリースタイル”
対照的な存在である「高級ミニバン」と「軽バン」ですが、どちらも根強い人気を誇っています。
そんな2タイプが融合した、夢のようなダイハツの「“高級”軽バン」がありました。

高級な軽バンとは、2022年のカスタムカーイベント「東京オートサロン2022」にて参考出品車として登場した「アトレー プレミアムVer.」です。
ベースは、前年の2021年12月に約17年ぶりのフルモデルチェンジを実施したばかりの軽商用バン「アトレー」。
新開発のDNGAプラットフォームを採用し、CVTの採用やスマートアシストの搭載によって基本性能も進化を遂げたモデルです。
そんなアトレーの上級グレード「RS」をベースに誕生したアトレー プレミアムVer.は、高級感と独自性を追求して仕上げられたカスタムコンセプトで、標準の実用車イメージとは一線を画した仕立てで注目を集めました。
最大の特徴は、トヨタの高級ミニバン「アルファード」を思わせる迫力あるフロントフェイスです。
バンパー一体型の巨大なグリルや、縦型LEDデイライトを組み込んだヘッドライト周辺の造形は、軽自動車の域を超えた重厚さを放ち、“ミニアルファード”と呼ばれるのも頷ける仕上がりとなっています。
ボディサイドやリアも抜かりなく、ブラックルーフにホワイトのボディを組み合わせた2トーンカラー、16インチのメッキ&ブラックホイール、ローダウンサス、ボディ同色塗装のスカート類といったカスタマイズ要素が全体に統一感を持ってまとめられています。
リアにはブラックのルーフエンドスポイラーも備わり、スポーティかつプレミアムな印象を強調しています。
インテリアもまた特別仕様です。
白い本革風シートカバーやブラックとホワイトの加飾が施され、キャビン全体に高級感が漂います。
高い完成度と現実味のある設定で、すぐにも市販化されると見込まれましたが、残念ながら2025年の現在に至るまで実現していません。
発表から3年以上が経過するなか、ダイハツからアトレー プレミアムVer.の具体的な発売時期や価格に関する公式発表もなく、長らく「音沙汰なし」の状態が続いています。
その背景として考えられるのが、「認証不正問題」の影響です。
ダイハツは2023年末以降、複数車種で型式認証試験に関する不正が明らかとなり、生産停止や出荷停止などの対応に追われています。
アトレー プレミアムVer.の市販化計画が存在したかどうかは明らかになっていませんが、商品化を進める余力が失われていた可能性は否定できません。
もし市販化されていれば、アウトドア志向やライフスタイル重視のユーザー、さらには軽キャンパー市場との親和性も高く、新しいニッチ市場を切り開く可能性を秘めていたこのモデル。
高いデザイン性と荷室空間の両立、そして軽自動車規格という維持コストの低さは、まさに“唯一無二”の存在になり得ました。
果たして今後、アトレー プレミアムVer.が市販車として現れる日は来るのでしょうか。
今年2025年秋開催予定の「ジャパンモビリティショー2025」で、続報となる出展があるかもしれません。大いに期待して待ちましょう。
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