新車18万円! 「リッター58km」超えのホンダ「“最安”スクーター」に注目! シンプルデザイン&コンパクトボディで使いやすい“日常の足”! 30年以上のロングセラーモデル「タクト」とは
ホンダが誇る幅広いバイクラインナップの中で、最も安価なモデルとはどのようなバイクなのでしょうか。
ホンダの最安バイク「タクト」とは
ホンダは、大型バイクから原付スクーターまで幅広い二輪ラインナップを展開しており、サーキットやツーリング向けの本格派モデルから街乗りに適した実用車まで、多彩な選択肢を揃えています。
そんなホンダの現行モデルのなかで最も安価なバイクが、50cc原付スクーター「タクト」です。

タクトは1980年に登場し、2ストロークエンジンを搭載した原付スクーターとして長年にわたり多くのユーザーから支持を得てきました。しかし、排出ガス規制の影響やホンダの2輪車エンジン4ストローク化方針により、2002年に一時生産終了となりました。
そして2015年、環境性能に優れる4ストロークエンジンを搭載した8代目モデルとして復活。2020年にはエンジンの一部改良や環境性能の向上が行われました。
外観デザインは、誰にでも馴染むシンプルで親しみやすいフォルムが特徴です。大きなヘッドライトはHIDを採用し、十分な光量で暗い道をサポートします。丸みを帯びたコンパクトなボディは取り回しがしやすく、都市部の駐輪場でも扱いやすい設計となっています。
ハンドルまわりは見やすいアナログメーターとインジケーターランプで構成されており、操作系も直感的です。また、メインスイッチにはシャッターキーが採用され、防犯性にも配慮されています。
足回りは、前後10インチのホイールにチューブレスタイヤを装着。制動時に前後のブレーキをバランスよく作動させるコンビブレーキシステム(CBS)を採用し、日常の移動に安心をもたらします。
パワーユニットには、50cc水冷・4ストローク・OHC単気筒エンジン「eSP(イーエスピー)」を搭載。加速性能と低燃費のバランスに優れており、日常のストップ&ゴーにもスムーズに対応します。
燃費性能は、WMTCモード燃費で58.4km/L、燃料タンク容量4.5Lの燃料タンクを搭載し、満タンで約260km以上の航続距離を実現。日常使いでも家計に優しい移動手段です。
実用面では、足元のフラットフロアや22リットルのメットインスペース、買い物に便利な荷掛けフックなど、日常使いにうれしい機能が揃っています。
ブレードではローシートを採用した標準仕様の「タクト・ベーシック」と、アイドリングストップ機能などを備えた上位モデルのタクトの2種類が用意されています。
カラーバリエーションは、タクト・ベーシックではホワイト、ブラック、ボルドーなど計5色を設定。タクトはデジタルシルバーメタリック1色展開です。
価格(消費税込)はタクト・ベーシックが17万9300円、タクトが19万2500円です。
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こうした排気量50cc以下の原付スクーターは、2025年11月に施行予定の新たな排出ガス規制により、新車の生産が順次終了する見込みです。
特に小排気量エンジンでは基準への適合が難しく、ホンダを含む各メーカーも、既存の50ccモデルの生産終了を検討しています。
規制後も、既に登録された車両については引き続き乗ることは出来ますが、新車として50ccモデルを購入できるのは残りわずかな期間とも言えます。
Writer: くるまのニュース編集部
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