1リッターで30kmも走る! トヨタ「新カローラ」がスゴい! 全長4.3m級の“ちょうどいいサイズ”にパワフルユニット搭載! 248万円からの「スポーツ」何が変わった?

2025年5月9日に発表されたトヨタ「カローラスポーツ」の一部改良では、ガソリン車が廃止されハイブリッドに一本化されました。先進装備も標準化されるなど価値が高まった同車ですが、どのような魅力を備えたのでしょうか。

最新の「カローラスポーツ」ってどんなモデル?

 2025年5月9日に登場した改良版トヨタ「カローラスポーツ」はハイブリッド化と装備拡充により実用性を高めました。

 どのような進化を遂げたのでしょうか。

赤内装がポーティでカッコいい!
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 1966年にデビューした初代「カローラ」。ロングセラーモデルを続け世界で累計4600万台超を販売しています。カローラスポーツはそのDNAを受け継ぎつつ若年層のライフスタイルに適合するハッチバックとして人気を広げました。

 現行カローラスポーツは、12代目カローラシリーズの先陣を切るハッチバックとして2018年6月に発売されました。車載通信機DCMを全車に備えた初代コネクティッドカーであり、TNGAプラットフォームがもたらす低重心かつワイドなフォルムがスポーティさを訴求します。

 ボディサイズは全長4375mm×全幅1790mm×全高1460mmで、ホイールベース2640mm。伸びやかなフードと切れ長ヘッドランプが生むワイド&ローの姿勢が前方からの存在感を強調し、サイドからリアへ動きを感じさせる面構成が躍動感を演出します。

 室内はインストルメントパネルの厚みを抑え横方向の広がりを確保し、中央の7インチTFTマルチインフォメーションディスプレイが視認性を高めます。新開発スポーツシートはホールド性を重視しながら長距離走行でも疲れにくい設計です。

 荷室容量は日常の買い物や週末のレジャーに対応し、後席を倒すことで長尺物も積載できます。

 登場した当初は1.2リッター直列4気筒ガソリンターボと1.8リッターハイブリッドの二本立てで、ガソリンターボ車ではトランスミッションにiMTも用意されました。

 2022年の改良でガソリンターボ車は2リッターダイナミックフォースエンジンに換装され(MT車は廃止)、ハイブリッドも高出力化されています。

 そして今回の改良ではガソリン車が廃止されハイブリッドに一本化。電動パワートレインがもたらす滑らかな加速と静粛性が一層際立つハッチバックとなりました。

 低速域から力強いトルクを発揮して市街地でも高速道路でも扱いやすく、WLTCモード燃費は30.0km/hを達成(G“X”・2WD)。燃費性能の向上が維持費の低減に寄与します。

 安全面では第2世代の「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備。

 歩行者昼夜検知と自転車昼間検知に対応するプリクラッシュセーフティ、全車速追従レーダークルーズコントロール、レーントレーシングアシストなどがドライバーを支援しインテリジェントクリアランスソナーやリヤクロストラフィックオートブレーキが駐車時の不安を軽減します。

 また、装備の標準化も大きなポイントです。「G“Z”」グレードではドライブレコーダー前方とバックガイドモニター、デジタルキー、ステアリングヒーター、ディスプレイオーディオplusが追加され快適性と利便性が向上しました。

「G」グレードではブラインドスポットモニターと安心降車アシスト、後方接近車両対応パーキングサポートブレーキ、LEDフロントフォグランプが標準化され日常域の安全確認を手厚くサポートします。

 さらにアクセサリーコンセントを選択すると給電アタッチメントが付属しアウトドアや非常時に車両から電力を取り出すことができるのですが、この装備の強化により、従来はオプションを選択しないと得られなかった機能が初期状態から利用可能となり、実質的な価値向上が図られました。

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 改良モデルのカローラスポーツの価格(消費税込)は、248万1600円から317万200円です。

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Writer: Peacock Blue K.K.

東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。

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