トヨタ斬新「ノア“SUV”!?」に注目! めちゃ広ッ「フルフラット」空間&“ハイルーフ”で開放的! ゴツゴツデザインのタフボディ採用の“SUVミニバン”「ノア アクティブ クロス」とは?
乗用車市場のなかで人気を誇るトヨタのミドルサイズミニバン「ノア」ですが、かつてSUVの魅力が融合した特別なモデルも存在していました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
トヨタの「SUVミニバン」を示唆するノアとは?
トヨタのミドルサイズミニバン「ノア」は、2025年4月の乗用車ブランド通称名別順位で6458台を記録し、堂々の第7位に輝く人気モデルです。
そんなノアに、SUVの魅力が融合した特別なモデルを、トヨタはかつて公開していました。
一体どのようなクルマなのでしょうか。

そのクルマとは「ノア アクティブ クロス」です。
2015年の東京モーターショーでトヨタ車体のブースにて参考出展されたこのコンセプトモデルは、ミニバンの実用性にクロスオーバーSUVの力強さとスタイルを融合させたモデルとなっています。
ノアといえば、広々とした室内と使い勝手の良さでファミリー層を中心に愛されてきたミドルサイズミニバンの代表格。
特に2014年から2021年まで販売された3代目ノアは、5ナンバーサイズの扱いやすいボディに3列シートを備え、多人数での移動を快適にする設計で高い人気を博しました。
その完成度は、7年にわたるロングモデルライフからも伺え、単なる移動手段を超えて、デザインや豊富なバリエーションで多様なニーズに応えてきました。
3代目ノアには、標準モデル以外にも個性的な派生モデルが揃っていました。
例えば、トヨタGAZOOレーシングが手掛けたG’sグレードは、スポーティな走りとデザインで、家族向けミニバンに新たな魅力を加えた好例です。
その中でもひときわ異彩を放つノア アクティブ クロスは、都会的な洗練さとアウトドアでの実用性を両立。
エクステリアは白を基調に、前後バンパーやフェンダーにサテンシルバーのプロテクターを装備し、SUVらしい力強い印象を強調。
グリルやエンブレムにオレンジのアクセントカラーを施すことで、アクティブかつモダンな雰囲気を演出しています。
さらに、標準ノアにはないハイルーフ仕様とガラスルーフを採用し、明るく開放感あふれる室内を実現。
リアゲートにはキャリア機能を備え、スキーやサーフボードなどの長尺物を簡単に積載可能。
福祉車両にも採用されるリアスロープは、アウトドアギアの積み込みや簡易テーブルとして活用できるユニークな設計で、多機能性を高めています。
走行面では、ヨコハマのジオランダー・オールテレーンタイヤ(225/55 18インチ)を装着し、最低地上高を高めることでオフロード走破性を強化。
街乗りからアウトドアまで幅広いシーンに対応します。
インテリアもエクステリアと調和し、ホワイト基調にオレンジのアクセントを散りばめたモダンなデザイン。
ダイブダウン式の助手席と2列目シートにより、フラットな床面を形成でき、3列目を跳ね上げれば長尺物の積載も容易。
広大なスペースは、レジャーやアウトドアでの使い勝手を格段に向上させます。
しかし、この魅力的なノア アクティブ クロスはコンセプトモデルにとどまり、現時点では市販化に至っていません。
近年、SUV人気が拡大する中、三菱「デリカD:5」のようにミニバンとSUVの魅力を融合させたモデルが独自の地位を築いています。
ノア アクティブ クロスのようなコンセプトが市販化されれば、ファミリー層やアウトドア愛好者に新たな選択肢を提供し、市場に革新をもたらす可能性は十分にあるでしょう。
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