ヘッドライトのスイッチ部分に謎の「AUTO」がある!? 実は法律が変わった! ドライバーにとって「良いことだらけ」の理由とは
最近、ヘッドライトのスイッチの部分に「AUTO」のモードがあるクルマが増えたように思いませんか。それもそのはず。2020年4月から販売されている乗用車(ニューモデルのみ)に「オートライト機能」の搭載が義務付けられているのです。
法律が変わった
最近、ヘッドライトのスイッチの部分に「AUTO」のモードがあるクルマが増えたように思いませんか。それもそのはず。2020年4月から販売されている乗用車(ニューモデルのみ)に「オートライト機能」の搭載が義務付けられているのです。

2016年10月に道路運送車両の保安基準が改正された際、2020年4月以降に発売されるニューモデル(乗用車)にはオートライト機能の搭載が義務づけられています。
具体的には「乗車定員11人以上の旅客自動車及び車両総重量3.5t超の貨物自動車」については、新型車の適用時期は2021年4月から、継続生産車は2023年10月からとなっています。
ちなみに上記以外のクルマ(2輪自動車、側車付き2輪自動車、3輪自動車、カタピラ及びそりを有する軽自動車、大型特殊自動車 小型特殊自動車並びに被牽引自動車を除く)は、新型車の適用時期が2020年4月から、継続生産車は2021年10月からとなっています。
それ以前に生産・販売されたクルマについてはオートライト機能が搭載されていなくても問題はなく、車検や法定点検時においても特に対応することはありません。
また、2024年4月に以前に生産・販売されたクルマですでにオートライトが装備されている場合においても、ユーザーが対応することは特にありません。
補足として、2024年4月以前とそれ以降では、オートライト機能に定められた保安基準に違いがあります。
2024年4月以前は「点灯時の周囲の照度」「点灯時の応答時間」「消灯時の周囲の照度」「消灯時の応答時間」について明確な基準はありませんでした。
しかし、2024年4月以降は「点灯時の周囲の照度:1000ルクス未満」「点灯時の応答時間:2秒以内に点灯」「消灯時の周囲の照度:7000ルクス以上」「消灯時の応答時間:5秒以上300秒以内」と、明確な基準が設けられています。
また、手動によるヘッドライトのオン・オフ機能が、2024年4月以降はカットされているのです。
すでに5年が経過したこともあり、ヘッドライトのスイッチに「AUTO」のモードが設定された乗用車が増えました。
ここ数年、新車を購入したオーナーであれば「そういえばヘッドライトのオン・オフ機能がないな・・・」と思われているかもしれませんが、実はこの法改正が関係しているのです。
ここ数年で新車を購入したユーザーはもちろんのこと、カーシェアリングやレンタカーなど、比較的新しいクルマに乗る機会があれば、オートライト機能を目にしたことがあるはずです。
「オートライト」は、クルマに搭載されたセンサーが周囲の明るさを検知して自動的にヘッドライトをオン・オフしてくれる便利な機能です。
「AUTO」のモードに設定しておけばドライバーは何もする必要はありません。
夕方や夜間にヘッドライトの点灯を忘れ、無灯火で路上を走ることもなくなります。
また、エンジンを切ってクルマから離れる際、「ヘッドライトの消し忘れでバッテリーを上げてしまった・・・」といった悲劇も回避できるようになりました。
良いことづくめなオートライトの義務化ではありますが、まだまだ移行期間です。
普段はオートライト機能を装備するクルマに乗るドライバーが、少し前のクルマを運転するときなど「スモールおよびヘッドライトの点灯し忘れ」を起こしがちです。
しばらくは、運転する前に必ず「オートライト機能が搭載されているか」のチェックが必要だと思われます。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。
法改正によるものなので、小市民は致し方ないとあきらめるしか無いようだが「便利」と言えるのは、ライターの一方的な個人的感想であり、また、新規ユーザにとっては「あたりまえ」の事だ。なので申し訳ないが、古くから乗車して居る者にとっては「この人何言ってんだ」としか言いようが無い。通常自己の駐車場に入れる際、夜間は近所迷惑を考え減灯するのであるが、先般借用した代車は当たり前の様に勝手に再点灯してしまい、困ったことが多々発生した。なんらかの裏技で再点灯を止めることも出来るとの噂も有るが、安全上それは試して居ない。ライターさんは運転経験が無いか、経験値がごくごく浅いのではないか。メーカーの取材だけして、ユーザの取材はして居ないか、経験者の意見は聞いて居ないか無視して居るのだろう。残念な記事だと言える(個人的感想です)。
はぁ?今更何言ってんだ?コレがプロが書く記事か?コレで飯食えるとは、本当に楽な商売だな!