謎のナンバー「358」人気殺到!? いっぽうで「3588」が人気上昇中の理由とは? 一体どういうことなのか

街中で見掛ける機会が増えた感のある「358」のナンバー。これによく似た「3588」のナンバーをつけたクルマもしばしば見掛けます。どのような意味があるのでしょうか。

謎の「358」そして「3588」

 街中で見掛ける機会が増えた感のある「358」のナンバー。これによく似た「3588」のナンバーをつけたクルマもしばしば見掛けます。どのような意味があるのでしょうか。

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 現在の希望ナンバー制度は、1998年5月に一部地域で開始され、翌1999年5月からは全国で本格的な運用がスタートしました。

 早いもので、気づけば26年も前にスタートした制度なのです。

 新車・中古車と問わず、セールスマンから契約時に「希望ナンバーにしますか?」と尋ねられることも、今やあたりまえの光景となりました。

 せっかくの愛車に付けるナンバーですから、自身の誕生日や好きな数字の組み合わせ、家族の誕生日、応援しているプロスポーツ選手の背番号やゼッケンなどなど、ナンバーひとつとってもさまざまなエピソードや人生模様があります。

 なお、人気があるナンバーは抽選となります。全国一律の抽選対象番号は2025年5月1日時点で「1」「7」「8」「88」「333」「555」「777」「888」「1111」「3333」「5555」「7777」「8888」であり、このナンバーをつけているクルマは激戦を勝ち抜いたことを意味します。

 全国自動車標板協議会が2023年に発表した統計によると、軽自動車が1位「358」、2位「2525」、3位「3」、4位「1」、5位「8008」という結果でした。

 そして、登録車(5ナンバー)は1位「2525」、2位「1122」、3位「1」、4位「8」、5位「3」の順に。

 登録車(3ナンバー)では、1位「1」、2位「8」、3位「3」、4位「5」、5位「8888」となりました。

 軽自動車部門で全国1位となった「358」、3および5ナンバー車ともにかなりの頻度で見掛けます。

 この「358」は通称「エンジェルナンバー」と呼ばれ、風水で縁起の良い数字の組み合わせ(3が金運上昇、5が帝王を表す数、8が数字のなかでもっとも良い吉数)だと言われています。

 また、お釈迦様が悟りを開いたのは35歳8ヵ月だといわれています。

 商談中にいきなり好きなナンバーの数字を挙げてくださいと言われても困ってしまいますが、この「358」であれば自身の愛車につけるには申し分ないほど縁起が良い数字の組み合わせですし、ゲン担ぎにももってこいです。

 とはいえ、そうした意味から「358」は人気が殺到し、今後は取得が難しくなっていきそうです。

その対策として、最近「3588」のナンバーをつけたクルマもしばしば見掛けます。より縁起の良い数字の組み合わせと希望ナンバーの取得のしやすさから、358にもうひとつ8を加えて「3588」を選ぶ人が増えている傾向にあります。

 つまり人気が高い「358」を回避しつつ、「3588」であればそこまで過熱していないため、希望ナンバーを取得できる確率が高い。

 なおかつ「358」よりも、「3588」の方がさらに縁起が良い(?)ナンバーであることから、少しずつ人気が高まっていると考えられます。
 
 余談ですが、R35型日産「GT-R」のオーナーで、なおかつお子さんがいる人なら、「3588(サンゴーパパ)」を希望すれば、ゲン担ぎと、世間話の際のちょっとした小ネタにもなりそうですね。

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Writer: 松村透

株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。

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