隣の車に「ゴツン」! まさかの「ドアパンチ」!? 「受けた場合」「やっちゃた場合」どうすればイイ?
駐車場で隣のクルマにドアを「ゴツン!」いわゆる「ドアパンチ」と呼ばれるこのトラブルは、誰もが被害者にも加害者にもなり得ます。いざという時に慌てないための対処法について解説します。
「ドアパンチ」に遭遇したらどうする!?
駐車場に停めて戻ったらドアに見覚えのない傷や凹みが…。 いわゆる「ドアパンチ」は、駐車中に隣のクルマのドアが自車にぶつかって損傷が生じるトラブルです。
狭い駐車場や風の強い日などに起こりやすく、誰もが被害者・加害者になり得る身近な問題といえます。どのように対処すればよいのでしょうか。
![まさかの「ドアパンチ」どうする!?[イメージ画像:PIXTA]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/04/20250430_Trouble_Accident_pixta_115210170_001.jpg?v=1745987106)
もし自分が誤って隣のクルマにドアパンチしてしまった場合、どうすべきでしょうか。
たとえ傷が小さく見えても、修理に数万円以上かかる場合もあります。
まずは相手に誠意をもって謝罪し、必ず警察に連絡しましょう。
道路交通法で定められた報告義務があり、物損事故として処理してもらう必要があります。連絡を怠ると義務違反に問われる可能性もあります。
警察への連絡と同時に、相手の氏名・連絡先・相手車両のナンバーを確認し記録します。損傷箇所の写真撮影も有効です。
そして自身が加入する自動車保険会社にも速やかに事故報告をしてください。
後々のトラブルを避けるため、当事者同士での示談交渉は避け、保険会社に任せるのが賢明です。
加害者となった場合は、相手のクルマの修理代は自身の自動車保険の「対物賠償責任保険」で補償されます。
ただし保険を使うと翌年度のノンフリート等級が3等級ダウンし、事故有係数が適用され、保険料が割高になります。
次に、自分のクルマがドアパンチの被害に遭った場合の対処法です。
加害者がその場にいれば話し合い、警察に連絡します。
問題は加害者が不明な「当て逃げ」の場合です。
この場合でも、必ず警察に連絡し、被害届(事故届)を提出しましょう。
「交通事故証明書」が発行されれば、後日加害者が判明した場合に役立ちます。
警察への連絡と並行し、自身の自動車保険会社にも事故報告をします。
加害者が特定できれば相手側に修理費用を請求します。特定できない場合でも、自身の「車両保険」に加入していれば、修理費用が補償される可能性があります。
車両保険には補償範囲の広い「一般型」と限定的な「エコノミー型」があります。
ドアパンチ(当て逃げ含む)は一般型なら多くの場合補償対象ですが、エコノミー型は保険会社により対応が異なるため確認する必要があります。
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