隣の車に「ゴツン」! まさかの「ドアパンチ」!? 「受けた場合」「やっちゃた場合」どうすればイイ?
車両保険を使って修理する場合にも注意が必要
車両保険を使って修理を行う場合も注意が必要です。
契約時に「免責金額」(自己負担額)を設定した場合、その金額分は自己負担となります。
![「ガーン!」こんなところに傷が…[イメージ画像:PIXTA]](https://kuruma-news.jp/wp-content/uploads/2026/04/20250430_Trouble_Accident_pixta_40901705_001.jpg?v=1745987124)
また保険を使うと等級が下がり事故有係数が適用され、その後の保険料が割高になります。
修理費が高額でなければ、保険を使わずに自己負担で修理した方が、結果的に総支出を抑えられる場合もあります。
保険を使うかどうかは、保険会社に相談して保険金の額と保険料の増額分を比較検討して決めましょう。
なお事故報告だけでは等級は下がりません。
ドアパンチによる損傷の修理ですが、「へこみ」の場合は板金塗装や「ペイントレス デント リペア(PDR)」など専門業者への依頼が必要です。「こすりキズ」は放置するとサビの原因になります。
浅ければDIYも可能ですが、深い傷や自信がない場合は専門業者に任せるのが安心でしょう。
一方で、ドアパンチを未然に防ぐ工夫も大切です。
駐車場では、左右にクルマがいないスペースを選んだり、壁際に寄せるなど、駐車位置も配慮すると良いでしょう。
風向きを考慮したり、ドアが長い(大きい)クルマの隣りを避けることも有効です。
なお、被害防止にはクッション材の「ドアディフェンダー」、加害防止にはドアの縁につける「ドアエッジプロテクター」などのグッズ活用もあり、効果的です。これらはカー用品店などで購入できます。
※ ※ ※
ドアパンチは身近なトラブルです。被害者・加害者どちらになっても、まずは冷静に警察と保険会社へ連絡することが重要です。
日頃から予防策を心がけ、万が一に備えて自動車保険(特に対物賠償、車両保険)の内容を確認しておくことをお勧めします。
Writer: 佐藤 亨
自動車・交通分野を専門とするフリーライター。自動車系Webメディア編集部での長年の経験と豊富な知識を生かし、幅広いテーマをわかりやすく記事化する。趣味は全国各地のグルメ巡りと、猫を愛でること。


























