セルフ式ガソリンスタンドで「自分が給油したいレーン」ばかり混んでる。反対側からでも給油OK? 実際どうなのか
いまや日本全国で4割近いシェアを誇るセルフ式ガソリンスタンド。週末やガソリンの特売日などは給油待ちの行列ができることも。しかし行列の先を見ると、片側の給油レーンばかり混んでいることがあります。
実際どうなのか
いまや日本全国で4割近いシェアを誇るセルフ式ガソリンスタンド。週末やガソリンの特売日などは給油待ちの行列ができることも。しかし行列の先を見ると、片側の給油レーンばかり混んでいることがあります。

セルフ式ガソリンスタンドの給油待ちの行列に並んでいてモヤモヤしたことはありませんか。
それは「目の前のレーンが空いたのに、前の行列が一向に前に進まず、ピタッと停車したまま」ということです。
なぜ空きが生まれたのに、そこへ入って給油しないのか。よく見てみると実は「自分のクルマの給油口に近いレーンが空くまでずっと待っていた」というのです。
給油口がクルマの左側にある場合、給油機に向かって右側のレーンに入ることとなるので、左側のレーンが空いても、「自分はそのレーンは使えない」と敬遠し、行列から動かないというわけです。
フルサービスのガソリンスタンドであれば、空いているレーンまで誘導してくれるスタッフがいますが、セルフ式ガソリンスタンドの場合、キャンペーンかガソリンの特売日でもない限り、基本的に誘導してくれるケースは稀です。
給油待ちの行列ができていないときであれば問題はありませんが、1度行列ができると大変です。
給油待ちの列に並んだクルマが店内に収まり切れず、とうとう道路にまではみ出てしまい、さらなる渋滞を引き起こすことに。
よほどスタッフが少ないのか、それでも店舗側が放置して、ついにイライラが爆発した給油待ちのドライバーがブチ切れるという、おそらくは全国各地で繰り広げられているであろう、予想どおりの展開となります。
ここでようやくガソリンスタンドのスタッフがすっ飛んできて、給油待ちの行列の誘導を開始。
その結果、みるみる給油待ちのクルマが減っていきます。
※ ※ ※
しかし、なかにはスタッフに対し「自分のクルマの給油口は左にあるのに、向かって左側のレーン(クルマの右側に給油機がある)に案内されたから給油できない」と言い出す人が現れます。
これに対し、ガソリンスタンドのスタッフも想定内なのでしょう。給油するためのケーブルを引っ張り「実はこんなに伸びるんですよ」と物言いをしてきたドライバーにアピール。
ドライバーは目から鱗が落ちたのか「なんだ反対側からでも給油できるんだ」と初めて知ることとなります。
とはいえケーブル自体、それなりに重量があるので、伸ばす際にも力がいります。高齢者の方など、自力では難しい場合もあるので、苦労しているようであれば周囲の人やガソリンスタンドのスタッフがサポートしてあげてください。
ケーブルが伸びることが確認できたのであれば、あとは適当な長さまで延長させて給油するだけです。
給油するためのケーブルを引っ張ったり、クルマのボディと接触しないよう、ケーブルの扱いに気をつけるといった手間はありますが…。
給油待ちの行列ができているときは、自身の愛車の給油口の反対側であっても空いたら迷わず進みましょう。
これがどうしてもイヤだという場合…。
ジッと待っているだけでは後方のドライバーもモヤモヤするだけです。
事情を直接伝え、先に給油してもらうなどの配慮が必要です。
無事に給油が終わったら、伸ばしたケーブルを収納します。
そのとき、軽くケーブルを手前側に引っ張れば、あとはみるみる巻き取ってくれます。
これまで、頑なまでに反対側のレーンでの給油を避けてきた人も、次の機会にぜひ試してみてください。
Writer: 松村透
株式会社キズナノート代表取締役。エディター/ライター/ディレクター/プランナー。
輸入車の取扱説明書制作を経て、2006年にベストモータリング/ホットバージョン公式サイトリニューアルを担当後、2013年に独立。フリーランスを経て株式会社キズナノートを設立。現在に至る。
2016年3月〜トヨタ GAZOO愛車広場連載中。ベストカー/ベストカーWeb/WebCARTOP他、外車王SOKEN/旧車王ヒストリア編集長を兼務する。
SSスタッフですが、当店ではその給油方法は原則禁止としてます。
一番の理由は、計量機の下に消火設備が備え付けられていますが、イザと言う時にその機能が効果をなさないからです。
また、道路に面したホースは消防法により短くなってます。ギリギリでノズルを差し込むと真っすぐ刺せなくなり、満タンになっても燃料油が止まらない場合があります。
ですので、この様な場合は車の向きを逆方向にするとこをオススメします。
とりあえずどっちでも構わないですね。一応給油機のホースが何処から出ているかは確認しますが。高い所から出て入ればまず反対側には届きます。が、大柄のミニバンやワンボックスは厳しいだろうが付根ギリギリに後端を合わせれば何とかなる。混んでいる時は並んで待っているのを後目に給油している。まぁ、それでも同じ様にする人はほとんどいないのが現状。むしろ通り抜けてUターンする人の方が多いからね。出る時にバックするしか無いが。リスクしか無い。
反対側でも給油できなくはないけど
ホースの伸びが足りず、車を移動させて「なんとか」って場合も。。。。
瑣末な事だが、何の資料を見て書いてるのか知らないけど、一般にケーブルってのは電線を意味する単語で、この場合はホースだと思うんだけど、そんなことはお構いなしなのが理系としては気になる訳で。