全長3.7m!トヨタ「ルーミー」みたいな“小型トールワゴン”が「スバル」にもあった! 車内ひろびろ「謎の箱クルマ」使い勝手バツグンの「ジャスティ」とは!
昨今「トールワゴン」が人気となっています。なかでもトヨタ「ルーミー」は多くのユーザーに支持されていますが、スバルでもルーミーと同じモデルを購入可能。一体どういうことなのでしょうか。
トヨタだけでなくスバルでも販売されている「トールワゴン」とは?
「トールワゴン」は天井が高く、居住空間も広いことから、特にファミリーユースで人気のモデルです。
以前から、軽自動車のトールワゴンは人気でしたが、2010年代に入ってトールワゴンタイプのコンパクトカーの人気が上昇しました。

なかでもトヨタ「ルーミー」が多くのユーザーから支持されていますが、このルーミーは、ダイハツ「トール」のOEM車として展開されているモデル。
実は、スバルでも「ジャスティ」という車名で販売されているのですが、企画・開発・生産はすべてダイハツが行っているのです。
トールは、2016年11月から販売しているトールワゴンタイプのコンパクトカー。
ボディサイズは全長3700mm-3725mm×全幅1670mm×全高1735mmと、コンパクトカーらしく取り扱いやすいサイズで、車重は1070kg~1130kgとなっています。
ダイハツはトールをトヨタとスバルにOEM供給しており、トヨタでは2016年11月より「ルーミー」「タンク」という名称で販売。スバルはジャスティを2016年11月に発売しました。
2020年にトヨタのタンクがルーミーと統合されたことによって販売終了となり、現在は3姉妹で展開中。登場当初はメーカーの枠を超えて4車種が存在しており、普通自動車で“4姉妹”が誕生したのは史上初といわれています。
トール、ルーミー、ジャスティの外観は、やや短めのノーズとトールワゴンらしい角度の付いたフロントガラス、リアは縦に切り落としたような、いわゆる箱型のスタイルです。
スズキの「ソリオ」なども含め、トールワゴンタイプのコンパクトカーではおなじみのデザインですが、取り回しが良くて運転しやすく、車内を広く確保。スライドドア装着による使い勝手の良さなどが、多くの人に支持されています。
トールとルーミーは、標準グレードとカスタムグレードが設定され、なかでもカスタムグレードは大きなフロントグリルが特徴的。ジャスティはカスタムグレードのみが展開されます。
いずれも、フロントガラスからリアガラスへと前後に吹き抜けるようなデザインを採用しているのも特徴となり、外観のスタイリッシュさを引き上げるだけでなく、室内からの見晴らしを良くし、開放感を高める効果も得られました。
なお、OEM元になったトールとルーミー・ジャスティの外観の違いはエンブレム以外はほとんどありません。そのため、それ以外の部分を見て3モデルを区別するのは難しいでしょう。
エンジンは1リッター自然吸気エンジン(1KR-FE型)と1リッターターボエンジン(1KR-VET型)をラインナップ。自然吸気エンジンは最高出力69馬力、ターボエンジンは98馬力となっており、特にターボエンジンは、1リッターエンジンとは思えない走りを生み出します。
一方、ジャスティは自然吸気エンジンのみで、ターボエンジンの設定はありません。
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トール、ルーミー、ジャスティは、フルモデルチェンジするのではないかとウワサされています。
次期モデルも“3姉妹”で販売されるのか注目したいところです。