2025年4月11日から3日間、千葉・幕張メッセで自動車イベント「AUTOMOBILE COUNCIL 2025（オートモビル カウンシル2025）」が開催されました。

　なかでもマツダブースでは、「マツダVISION COUPE（マツダ ビジョンクーペ）」が実車展示されていました。一体どのようなクルマなのでしょうか。

　オートモビル カウンシルは「日本に自動車文化の創生を図ること」を目的に、往年の名車と最新モデルが一堂に展示されるイベントです。

　マツダは通算9回目の出展となり、今回は「MAZDA DESIGN STORY “心を揺さぶる、モノづくりへの追求”」をテーマに、5台のコンセプトカーや市販車を展示しました。

　なかでもマツダ ビジョンクーペは、2017年に開催された第45回東京モーターショーで世界初公開された4ドアセダンのコンセプトカーです。

　現在のマツダのコンセプトでもある魂動デザインの深化を表現した次世代デザインビジョンモデルで、マツダ独自デザインの先駆けとなった「R360クーペ」や「ルーチェロータリークーペ」からの流れを受け継ぎつつも、日本の美意識の本質を突き詰めたデザインを追求しています。

　エクステリアでは、シンプルかつスピード感のあるワンモーションフォルムを実現。

　インテリアでは立体の深みと前後方向の軸に寄って、スピード感がありながらも余裕のある空間を作り上げています。

　またフォルムは、従来表現してきたリズミカルな動きを抑制し、極力要素を削り落としたシンプルな立体構成で「引き算の美学」を体現しています。

　なお、マツダ ビジョンクーペは東京モーターショーに登場後、世界各国の自動車イベントにも出展。2018年2月にはパリの国際自動車フェスティバルに選出されるなど、高い評価を得ていますが、直接的な市販モデルとして登場はしていません。

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　オートモビル カウンシル2025での反響について、マツダブースの担当者は以下のように話します。

「やはり一番反響が大きいのはマツダ ビジョンクーペですね。

　いつも遠くからしか見ることができないので、ここまで近くで見れることはとても珍しいです。

　すでにお客さまも近くでまじまじと見たり、写真を撮ったり、多くのお声をいただいています」

　今回のイベントでは普段なかなか見ることのない貴重なモデルを間近で見ることができることから、マツダファンをはじめ多くのユーザーからの注目を集めていました。

　このほかマツダブースでは、初代ルーチェの元となったプロトタイプ「S8P（エス・ハチ・ピー）」のほか、「マツダ先駆」「マツダ 魁 CONCEPT」4ドアセダン「ユーノス500」が展示され、会場を盛り上げていました。