マツダ斬新「4ドアクーペ」実車展示! 美しすぎる「流麗ボディ」&“豪華インテリア”採用! “世界的なカーオブザイヤー”も受賞した「VISION COUPE」登場!
マツダは「オートモビル カウンシル2025」で、かつて「東京モーターショー2017」で初公開されたコンセプトカー「VISION COUPE」を展示しました。一体どのようなクルマなのでしょうか。
世界に認められた“美しすぎる4ドアクーペ”
マツダは、2025年4月11日から13日まで幕張メッセ(千葉市美浜区)で開催された「オートモビル カウンシル2025」で優れたデザインを持つ5台を展示しました。
そのなかの1台「VISION COUPE」は、その美しさに目を奪われる来場者が続出していました。
VISION COUPEとは、どのようなクルマなのでしょうか。

オートモビル カウンシルに毎年出展を行なっているマツダですが、今回のブーステーマは、「MAZDA DESIGN STORY “心を揺さぶる、モノづくりへの追求”」。
時代に合わせて変貌を遂げてきたマツダデザインの変遷を、それぞれのデザインフィロソフィを代表するモデルを用いて紹介していました。
展示された5台は、ジウジアーロ氏がチーフデザイナーを務めていたカロッツェリア・ベルトーネにデザインを依頼して誕生した、初代ルーチェのプロトタイプ「S8P」(1962年)、1990年代前半のマツダデザインを代表する「ユーノス500」、2000年代後半に市販車に反映された「NAGARE(流れ)」デザインにつながるコンセプトカー「先駆」(2005年)、そして現在のデザインフィロソフィである「魂動(こどう)」デザインを示す象徴的なモデルとして「魁(かい)CONCEPT」(2017年)とVISION COUPE(2017年)です。
デザイン力に定評があるマツダだけに、展示されたいずれのモデルも、優れたデザインと美しさを備えています。
なかでも、VISION COUPEは「東京モーターショー2017」で世界初公開されたマツダの次世代デザインビジョンモデルです。
次世代デザインである「日本の美意識を体現した、エレガントで上質なスタイル」を具現化しています。
まず目を引くのは、長いノーズを持つ4ドアクーペスタイルのあまりにも美しいシルエットです。
そして削って生み出されたような繊細かつ大胆なボディのディティールは、「引き算の美学」によってシンプルさを極めています。
シャープさと豊かさを両方併せ持つボディの面が見せるリフレクションの滑らかさは、息をのむほどの美しさです。
またインテリアも細部まで質感にこだわり、インパネからドアまで流れるような一体感のあるデザインで、包み込まれるような空間を創出しています。
レザーの繊細なシボ、木目調のパネル、金属の装飾、丁寧なステッチを各所に施し、光と影が織りなす上質な雰囲気を車内に表現しているのもポイントです。
オートモビル カウンシルで展示されるコンセプトカーの多くは、展示の際に仕切りやポールなどを設けていません。
VISION COUPEもその例に漏れず、モーターショーでは壇上に上がっていたモデルを眼前に見ることができるため、より身近にマツダデザインの高いレベルを感じることができました。
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なお先駆とVISION COUPEは、フランス・パリで毎年開催される「Festival Automobile International(国際自動車フェスティバル)」で「Most Beautiful Concept Car of the Year賞」を受賞しています。
これは、美しさやデザインにおける創造性・新しいトレンドを体現したコンセプトカーに贈られる賞です。
2度の受賞は、マツダが持つデザイン力の高さを示している証といえるでしょう。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。
マツダが「魂動」をデザインテーマとして発表したのが2011年。それから既に14年の月日が流れた。当記事で紹介されているVISION COUPEが発表されたのは2017年であり、それから既に8年が経過しようとしている。いづれも前田育男と言う天才デザイナーによるモノだが、今のマツダは、前田育男を超えられない。「魂動」を超える事が出来ていない。前田育男デザインの模倣でしか無い。これは悲しい事だ。車のデザインと言うモノはある種生き物の様なモノで、時々に合わせ変化するべきモノだがマツダのデザイン部門は全く成長していない。マツダデザインを否定する事を恐れ、現状維持を決め込んでいる。だから、どれも新鮮味は無く、デザイナー自身の成長も無い。全く悲しい事だ。