ほぼ“軽サイズ”ボディに「65馬力」エンジン搭載! 新型「“6速MT”コンパクトカー」に大注目! 「観音開き」ドアもあるフィアット「500ハイブリッド」販売店での反響は?
フィアットは2025年11月21日、コンパクトカー新型「500ハイブリッド」をイタリアで世界初公開しました。18年ぶりのフルモデルチェンジで生まれ変わった“イタリアの国民車”に対し、販売店にはどのような声が届いているのでしょうか。
BEV専用となってから約2年! 500のハイブリッド車が登場
ステランティスは2025年11月21日、イタリアのトリノにおいて、フィアットのコンパクトカー新型「500 Hybrid(500ハイブリッド)」を世界初公開しました。
この“新型チンク”に対して、販売店にはどのような声が集まっているのでしょうか。

1936年に登場した「トポリーノ」と呼ばれるコンパクトカーを起源とする500は、およそ90年にわたって「イタリアの国民車」として愛されてきました。
現在販売されているのは2022年に登場した「500e」で、BEV(電気自動車)のみの設定となっています。
一方、今回発表された500ハイブリッドは、500eのプラットフォームにハイブリッドシステムを搭載するという独特の手法で開発されています。
ボディタイプはハッチバック、観音開き式サブドアを備えた「3+1」、そしてカブリオレの3種類が設定され、ユーザーの用途に合わせた選択肢が用意されています。
ボディサイズは、全長3631mm×全幅1684mm×全高1532mmとなっており、従来の500と比べて全幅が約60mm拡大されています。
ホイールベースは2322mmとなっていますが、タイヤを四隅に配置した安定感のあるプロポーションとすることで、コンパクトなサイズを維持しつつ、よりゆとりのある室内空間を確保しています。
パワートレインは、「ファイアフライ」と名付けられた1リッターの直列3気筒ガソリンエンジンに12ボルトのBSG(ベルトドリブン・スターター・ジェネレーター)を組み合わせたマイルドハイブリッドシステムが搭載され、最高出力65馬力・最大トルク92Nmを発揮します。
また、トランスミッションには新設計の6速MTが組み合わされ、AT仕様は設定されていません。
エクステリアは、500eの先進的なデザインをベースにしつつ、エンジン車としての機能要件を満たす変更が加えられました。
たとえば、フロントバンパーには、エンジンのための冷却用エアインテークが新たに設けられています。
さらに、リアバンパー下部には排気管が配置され、リアゲートにはハイブリッドモデルであることを示す専用エンブレムも装着されています。
インテリアは、6速MTを採用したことでセンターコンソールの形状が大きく変化したほか、インパネ中央には10.25インチタッチスクリーン、運転席正面には7インチのTFTカラーディスプレイが配置されているのが印象的です。
日本でも非常に人気の高い500の新型ということもあって、すでに販売店には多くの問い合わせがあるようです。
首都圏にあるフィアット販売店の担当者は、その反響について次のように話します。
「2022年に500eが登場した際、多くのお客様から『このデザインでガソリン車が出ればいいのに』というお声をいただきました。
やはり、500eはBEVということもあって、ご案内できるお客様が限定されてしまうのがネックでした。
しかし、今回500ハイブリッドが登場したことで、そうした懸念は解消されそうです。
また、セカンドカーとしてご検討されるお客様を中心に、価格に関するお問い合わせも多くあります。
現時点では国内導入については不明です。ただ、もし国内導入されるのであれば、BEVの500eよりは手ごろになると思います。
具体的には、およそ400万円程度になるのではないかと予想します。
一方、トランスミッションが6速MTのみとなっている点は、お客様によって賛否両論がある印象です。
いわゆるクルマ好きのお客様は『この時代にMTのみの設定というのはすごい!』『チンク(=500の愛称)は、やっぱりMTじゃなきゃ!』といったポジティブです。
ただ、MTに慣れていない、あるいはAT限定免許しかお持ちでないお客様からは『デザインはかわいいけど、そもそも選択肢には入れられない』という声もいただきます。
このような意見も見られるとはいえ、基本的には、多くのお客様が500ハイブリッドに対して好意的であることはたしかです」
※ ※ ※
2025年12月現在、フィアットは500ハイブリッドの国内導入を明言してはいません。
ただ、2026年4月から右ハンドル仕様の500ハイブリッドが生産されることが明かされており、それ以降の国内導入を果たす可能性は十分にあると言えそうです。
Writer: Peacock Blue K.K.
東京・渋谷を拠点とするオンライン・ニュース・エージェンシー。インターネット・ユーザーの興味関心をひくライトな記事を中心に、独自の取材ネットワークを活用した新車スクープ記事、ビジネスコラム、海外現地取材記事など、年間約5000本のコンテンツを配信中。2017年創業。




































