25年GWは「大渋滞予測」!? 最大45km・135分の“缶詰状態”に加え“休日割引なし”! NEXCO中日本が呼びかける「対策」とは
2025年のゴールデンウィーク、高速道路の渋滞はどのような傾向になるのでしょうか。NEXCO中日本が発表した渋滞予測から、ピーク時期や混雑ポイント、安全に走行するための注意点を見ていきます。
GW中の10km以上の渋滞は378回も発生!
NEXCO中日本は、2025年のゴールデンウィーク(以下、GW)期間中における高速道路の渋滞予測を発表しました。
今年のGWは、4月26日(土)から5月6日(火)まで。4月28日(月)、4月30日(水)〜5月2日(金)は平日になりますが、4日間を休みにすると最大11連休が可能で、例年以上の交通量が見込まれています。これに伴い、長時間の渋滞の発生が懸念されています。

同社の予測によると、渋滞のピークは下り線が5月3日から4日、上り線が5月3日から5日とされており、期間中に発生する10km以上の渋滞は上下線あわせて378回にもなる見通しです。
特に5月3日午前5時ごろには、下り線の中央道の相模湖IC付近で約45kmの渋滞が発生するとされ、通過所要時間は約135分です。また5月4日午前7時ごろも同箇所で45kmに及ぶ渋滞が予測され、通過所要時間は約135分となっています。
上り線では5月5日午後3時ごろ、関越道の坂戸西SIC付近で約40kmの渋滞が発生する予測です。
こうした渋滞は、一定の箇所で繰り返し発生する傾向があります。
特に「サグ部」と呼ばれる、下り坂から上り坂に変わる場所は渋滞が起こりやすいポイントとされています。
これはドライバーが勾配の変化に気づかず、同じアクセル開度で走行し続けることで速度が自然と低下し、後続車がブレーキを踏み、それが連鎖的に伝わることで渋滞が形成されるという現象です。
また、短い車間距離も渋滞の大きな要因です。
車間が詰まりすぎると、ちょっとした減速で追突事故などのトラブルに発展しかねず、あおり運転と誤解される恐れもあります。
高速道路ではスピードや車間距離を一定に保つ意識が、安全確保とともに渋滞防止にもつながります。
さらに、渋滞時に頻繁に見られる「無駄な車線変更」も問題視されています。
早く進みたいという心理からつい車線を変えたくなりますが、実際には追い越し車線のほうが渋滞が長引く傾向にあります。
車線変更によって後続車が減速を余儀なくされ、結果として渋滞が悪化する場合もあるため、むしろ走行車線をキープしたほうが早く抜けられる可能性が高いと言われています。
このような背景を踏まえ、NEXCO中日本では渋滞緩和に向けて出発時間の調整を呼びかけています。
ピーク時間帯を避けた出発によって、交通の分散が図れるためです。
また、速度低下ポイントでの車間確保や、急ブレーキを避けた滑らかな走行、渋滞中の車線維持が求められます。
渋滞に遭遇した場合、高速道路をそのまま走り続けるべきか、下道に迂回すべきかで迷うこともあるでしょう。
これについては、基本的に高速道路を走行し続けた方が早く目的地に到着する可能性が高いとされています。
高速道路は信号や交差点がなく、目的地まで最短距離で向かえる構造となっているため、仮に渋滞していても一般道よりは所要時間が短くなるケースが多いのです。
さらに、全席でのシートベルト着用や2時間ごとの休憩、高速道路上でのUターンや後退の禁止といった基本的なルールを守ることが、安全運転のために不可欠です。
逆走は重大事故の原因となるため、絶対に避けなければなりません。
なお、今年のGWでは4月26日から5月6日の間、休日割引は適用されません。出発前に料金体系を確認しておくことも大切です。
長時間の渋滞に備えて、事前の準備も欠かせません。飲み物や軽食、携帯トイレなどを用意しておくことで、万が一車内に長時間閉じ込められても落ち着いて対応できるはずです。特に小さな子どもや高齢者を同乗させている場合は、体調の変化にも注意が必要です。
28〜30は大丈夫かしら?
29が一般道で一部、土日と同じ様に地元民で渋滞する程度かな?