「100箇所以上利用できない…」 「ETC大規模障害」で混乱続く! NEXCO中日本の対応に怒りの声も… 原因は「深夜割引の見直し」に伴うシステム変更か
現在、東名高速や新東名高速道路など複数の料金所でETCのシステム障害が発生しています。この対応として、ETCレーンを開放して後で料金を精算する異例の措置がとられています。では、一体なぜシステム障害が発生したのでしょうか。
SNS上では高速道路会社への不満や危機管理能力を問う声も…
4月6日の午前0時30分頃から、NEXCO中日本が管轄する東名高速道路や新東名高速道路、中央自動車道など複数の高速道路においてETCのシステム障害が発生し、利用できない状況が続いています。
この対応として、ETCレーンを開放して後で料金を精算する異例の措置がとられています。では、一体なぜシステム障害が発生したのでしょうか。

現在、東名高速や新東名高速道路など複数の料金所でETCのシステム障害が発生しています。
これはIC(インターチェンジ)やスマートICなどのETC専用レーンによる決済ができなくなったもので、このシステム障害は静岡、東京、神奈川、山梨、岐阜、愛知、三重、長野の8都県内の高速道路に拡大。今のところ、システム障害の復旧の見通しは立っていません。
なお4月7日午前4時現在、ETCの利用ができないのは東名高速道路の17箇所、新東名高速道路の8箇所、中央自動車道の26箇所、東名阪自動車道の10箇所、伊勢湾岸自動車道の11箇所など、100箇所を上回っています。
このETCのシステム障害により、有人レーンがないスマートICでは閉鎖をおこなっているほか、通行料金の支払いに関してはNEXCO中日本は「ETCの障害が発生している料金所においては、そのままご通行ください。通行料金はWEBでのお手続きをお願いいたします」とアナウンスしています。
このように、後日料金を精算するのは異例の対応です。
また、精算手続きに際しては走行した路線や入口・出口IC名、利用日時などを申告する必要があることから、もしシステム障害が発生している料金所などを利用した場合にはメモをとっておいた方が良いでしょう。
NEXCO中日本は4月6日午後6時半頃、名古屋市中央区の本社で記者会見を開き、システム障害の原因について「4月5日に実施した、深夜料金見直しに向けたシステムの変更作業が影響している可能性がある」と説明しています。
この深夜料金の見直しは2025年7月頃に運用開始を目指しているもので、午前0時~午前4時の間に通行するETC車両の料金を3割引するという現行の制度から、割引の対象時間帯を午後10時~翌日午前5時まで拡大するなどの変更がおこなわれます。
今回のシステム障害のニュースに対しては、実際に高速道路を利用したユーザーから「予定よりもかなり長距離ドライブとなり、高速料金も予定の倍くらいかかってしまいました」という声が寄せられました。
さらに「NEXCO側の落ち度にもかかわらず、返金対応をせずにただただ平謝りでやり過ごすのはユーザーも納得しない」、「入口で待ち、出口では大渋滞をし、高速道路の電光掲示板にはETCシステム障害のアナウンスもなく、挙句にインター出口で3時間以上も待ち、それで後日支払えと言われてもなんか腑に落ちないな…」など、NEXCO中日本の対応に不満を持つ声も聞かれています。
また「ETCの導入で便利にはなったが、その一方でこういった事態への備えが甘すぎだと思う」と会社の危機管理能力を問う声や、「システムが複雑だから、いざ障害が発生すると混乱してしまうのでは?」など、複雑な料金設定や時間帯割引設定などを疑問視する声も上がっています。
※ ※ ※
現在、NEXCO中日本管内の複数の料金所でETCが利用できない事態が発生しており、復旧の目処は立っていません。
NEXCO中日本のウェブサイトやSNSなどにおいて最新の状況が更新されるため、高速道路を利用する際には事前に利用可能かどうかを確認しておくことが大切です。
ETCなんてタダの利剣の塊。
即時に廃止されなければならない。
カメラの性能が格段に上がってるんだからICの入退場時にナンバー撮影→料金プラン精算して月1で車所有者に請求&納付書送付すればいいだけ。
できないとは言わせない。台湾の高速がまさにこう(料金精算は知らんが)だし、
警察の捜査で既に使われているシステムなんだから新たな設備投資はゼロ。やらない理由がない。あるとしたら「ETC利権守るため」だなw