クルマのドアにある「謎のバイザー」何のためにある? 付けたほうがイイの!? 意外なシーンで役立つことも?

新車の純正アクセサリーとして用意される「サイドバイザー」(ドアバイザー)は、必ず装着する人と付けない人で、人気が二分される装備です。装着すべきはどのような人なのでしょうか。サイドバイザーのメリット・デメリットについて紹介します。

「必ず装着する派」と「不要派」で意見が二分する「サイドバイザー」とは

 新車を購入する際、「必ず装着する派」と「不要派」で好みがまっぷたつに分かれる装備が「サイドバイザー」(ドアバイザー)です。
 
 そんなサイドバイザーのメリット・デメリットについて考えてみました。

クルマのサイドバイザーは「不要」? それとも「必要」!?[画像はイメージです]
クルマのサイドバイザーは「不要」? それとも「必要」!?[画像はイメージです]

 クルマを所有する人のなかで「あきらかにサイドバイザーを付けた方がいいユーザー」が存在します。

 そのひとつは「愛煙家」です。

 タバコの煙を車外へ放出する場合、運転席の窓を少し開けて換気することとなります。

 しかし雨の日は、少しの開閉でも雨水が吹き込んでしまいます。

 その点、サイドバイザーさえあれば、雨の日でも窓を開けて換気することができるのです。

 愛煙家の人にとっては必須アイテムといえる装備でしょう。

 そしてもうひとつが「子育て世代」のユーザーです。

 小さなお子さんを愛車に乗せた経験がある方であれば想像できるかと思いますが、子どもはことごとく飲み物や食べ物をこぼします。そして、突然嘔吐したりもします。

 そうなると、氷点下の真冬だろうが、猛暑日の真夏だろうが、前が見えないほどのゲリラ豪雨のなかを走行していようが「有無を言わせず窓を開けざるを得ない場面」に必ずといっていいほど遭遇します。

 サイドバイザーがあれば、ほんの少しでも窓を開けることができるため、車内の臭いが外に逃がせるのです。

 こんな芸当ができるのもサイドバイザーを装着しているからこそです。

 しかし、必要としない人にとってはまったくといっていいほど不要な装備です。

 オープンカー以外ならほとんどの新車でオプション設定されており、購入時に装着するか、装着しないかを選ぶことができます。

 例えば、スタイリッシュな高級セダンにもサイドバイザーが用意されていますが、クルマ本体のデザインを損なうことがないようにスリムで小型なタイプとなっています。

 デザインと機能性の両立を求められるので、メーカー側としても落としどころを探るのが難しそうです。

 取り付けイメージが気になる場合、オプションカタログに掲載された部分アップの写真だけではイメージがつかないこともあります。

 できれば試乗車などの実車を見せてもらうのが理想的ですが、ない場合はYouTubeなどでサイドバイザーを取り付けたクルマの動画を探してみてください。

【画像】超カッコいい! これが空気抵抗を減らした「“スゴい”サイドバイザー」です! 画像で見る(19枚)

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