トヨタの「“最新”ハイラックスサーフ」がスゴい! 全長5m級דカクカク”デザインのド迫力SUV! 米国向け「4ランナー」日本導入の可能性は?

かつて日本で「ハイラックスサーフ」の名で親しまれたトヨタ「4ランナー」。現在も北米で人気の本格SUVですが、日本ではなぜ販売されていないのでしょうか。またこの先、再導入される可能性はあるのでしょうか。

日本でも復活を望む声も多い「4ランナー」とは

 トヨタ「4ランナー」は、1984年に北米市場向けに登場したSUVで、日本では初代から3代目まで「ハイラックスサーフ」の名称で販売されていました。
 
 ピックアップトラックのラダーフレーム構造を流用し、悪路走破性と積載性を両立した実用派SUVとして、北米を中心に長年にわたり支持され続けています。

往年の「ハイラックスサーフ」を思わせるピラー形状もカッコいい!
往年の「ハイラックスサーフ」を思わせるピラー形状もカッコいい!

 日本市場ではハイラックスサーフとして1980年代後半から2000年代にかけて人気を集めましたが、2009年に販売を終了しました。

 その後継モデルとなる「4ランナー」は、北米市場で2024年4月に15年ぶりのフルモデルチェンジを行い、現行6代目モデルが登場しました。

 最新の6代目4ランナーは、ピックアップトラック「タコマ」やSUV「セコイア」、そして「ランドクルーザー300」「ランドクルーザー250」などと同じく、ラダーフレームのTNGA GA-Fプラットフォームを採用しています。

 パワートレインには、2.4リッター直列4気筒ターボエンジンとモーターによるハイブリッドシステム「i-FORCE MAX」を搭載し、最高出力326ps・最大トルク約630N・m(465lb-ft)を発揮します。

 また、ガソリン車「i-FORCE」2.4リッターターボも設定されており、こちらは最高出力278hp、最大トルク317lb-ft(約429N・m)で、低回転域から力強いトルクを発揮し、日常走行からオフロード走行まで幅広く対応します。

 駆動方式はフルタイム4WDに加え、パートタイム4WDや2WDも選択可能です。

 走行性能も強化されており、「スタビライザーバーディスコネクト機構(SDM)」や電子式リアデフロック、マルチテレインセレクト、クロールコントロールなどが搭載されています。従来モデルと比べて高いオフロード性能と快適性を両立しています。

 エクステリアデザインも刷新されましたが、特徴的なのはかつてのハイラックスサーフを彷彿とさせるリアクォーターウィンドウ形状が継承されている点です。

 スクエアで力強いスタイリングの中に、過去のアイコンを感じさせるデザインがファンの心をくすぐります。

 ボディサイズは全長4950mm×全幅約1981mm×全高1844mm(米国モデル)と、従来型と比べて大型化しました。

 ホイールベースは2850mm前後と、ランドクルーザー250と同等のサイズ感です。

 アメリカでの販売価格は、ガソリン車のエントリーモデル「SR5」が4万770ドル(約611万円)から、最上級グレードとなるハイブリッド車「TRD Pro」は6万6900ドル(約1003万円)に設定されています。

 ガソリン車とハイブリッド車で明確にグレードが分かれており、装備や志向に応じて幅広い選択が可能です。

 4ランナーの日本導入については、2024年3月現在もトヨタからの正式な発表はありません。

 しかしSNSなどでは「日本でも出してほしい」「ハイラックスサーフ復活を」といった声が多く、かつての愛用者を中心に高い関心が寄せられています。

 とはいえ、日本国内での展開が難しい理由のひとつがボディサイズの大きさです。

 たとえば、ランドクルーザー300は全長4985mm(グレードにより多少異なる)×全幅1980mm、ランドクルーザー250は全長4925mm×全幅1980mm(グレードにより多少異なる)と、4ランナーはこれらとほぼ同等のサイズです。

 現在の日本市場でこれらの大型SUVがすでにラインナップされていることも、導入のハードルとなっています。

 それでも4ランナーは、ランドクルーザーよりカジュアルでリーズナブルな本格SUVとして独自の立ち位置を築くことができるでしょう。特にオフロード志向のユーザーや、かつてハイラックスサーフを愛用していた層からの需要は見込めるでしょう。

 さらに現行型はボディサイズ拡大にあわせ、以前はなかった3列シートとされており、ミニバンからの移行ユーザーもありそうです。

 多彩なグレード展開や最新の装備、そして往年の魅力を備えた新型4ランナー。トヨタが日本市場での展開に踏み切る日は来るのか、今後の動向に注目が集まります。

 もしかすると、2025年秋開催予定の「ジャパンモビリティショー2025」で、トヨタがサプライズ発表するという淡い期待を抱いても良いのではないでしょうか。

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