トヨタが新型「C-HR+」世界初公開! 新「bZ4X」&「RZ」も刷新!? 25年中にまだ新型車投入!? 欧州で発表された内容とは

トヨタは欧州市場におけるマルチパスウェイ戦略における新たな発表を行いました。そのなかでも新たに投入するモデルラインナップの詳細も明かされています。

C-HR+をはじめ、bZ4X、LEXUS RZの新型を欧州で世界初披露

 2025年3月12日、トヨタは欧州市場におけるマルチパスウェイ戦略における新たな発表を行いました。
 
 そのなかでは、新型「C-HR+」や大幅改良された「bZ4X」などを同時にお披露目しています。

C-HR+をはじめ、bZ4X、LEXUS RZの新型を欧州で世界初披露
C-HR+をはじめ、bZ4X、LEXUS RZの新型を欧州で世界初披露

 これまでトヨタはカーボンニュートラルへの多角的なアプローチを行ってきました。

 それは、ユーザーの住んでいる場所や様々な需要に応じて選べるパワートレインとして、ガソリン車、ハイブリッド車、プラグインハイブリッド車、電気自動車、燃料電池車などの選択肢を提供してきました。

 さらにはカーボンニュートラル燃料やフレックス燃料などに対応するクルマの開発としては長年にわたり、一般車用のカーボンニュートラル燃料の可能性を模索し、100%再生可能燃料を使用する「GR010」、「GRヤリス ラリー1」、「GRスープラGT4」などのレースカーでカーボンニュートラルなバイオ燃料とe-フューエルを用いてきました。

 またトヨタは水素・燃料電池自動車の技術開発に取り組んでいます。

 モータースポーツでは水素燃焼の開発が進められており、TOYOTA GAZOO Racingやルーキーレーシングはスーパー耐久24時間レースなどのレースに参戦することでこの技術の進化に成功しています。

 また燃料電池車について、トヨタは第3世代の燃料電池技術の開発を進めています。

 これは、効率が20%向上し、100万kmまでの耐久性を持つ、よりコンパクトなシステムです。

 そして電気自動車です。

 ヨーロッパは電気自動車の販売が世界で最も高い地域のひとつですが、トヨタは同市場で人気の高いB、C、D-SUVセグメントに3つの新しい電気自動車を導入。さらに2026年までにさらに3つを導入する予定だと明らかにしました。

欧州市場で人気の高いB、C、D-SUVセグメントに3つの新しい電気自動車を導入。さらに2026年までにさらに3つを導入する予定
欧州市場で人気の高いB、C、D-SUVセグメントに3つの新しい電気自動車を導入。さらに2026年までにさらに3つを導入する予定

 最初の3モデルは、すでに発表されている「アーバンクルーザー」に加えて、改良された新しい「bZ4X」です。

 新bZ4Xは、ベースとなるバッテリー容量57.7kWh仕様と航続距離向上を目指したバッテリー容量73.1kWh仕様をラインアップ。

 73.1kWh仕様では、eAxleの高効率化もあり航続距離は従来型比約70kmの延伸を追求しました。

 さらにヨーロッパで販売されている2代目「C-HR」の電気自動車として新型C-HR+を発表。2025年後半からヨーロッパで発売を予定しています。

 新型C-HR+は、滑らかで目を引くスタイリングと、広々とした室内空間や大容量416Lの荷室といった実用性を両立。

 またe-TNGAプラットフォームを採用し、専用に調整されたサスペンションが採用されることで、高い走行性能も有するようです。

 さらに電池セルに改良を加えた2つのリチウムイオンバッテリーを設定。ベースとなるバッテリー容量57.7kWh仕様は航続距離455kmに。

 より航続距離を延ばしたバッテリー容量77.0kWh仕様は航続距離600kmとなっています。

 発表会に登壇したChief Branding Officeのサイモン・ハンフリーズ氏は新型C-HR+について、次のように述べています。

「C-HRは、ヨーロッパのためにヨーロッパで生まれたクルマです。新たな市場を開拓し、100万台を超えるベストセラーになりました。

 2代目C-HRもカイゼンを繰り返した結果、革新的かつ大胆なデザインとなりました。他とは違うスタイルを求めるお客様から支持されています。

 C-HRのBEVは、『もっといいクルマづくり』という想いから生まれたクルマです。

 BEV専用のe-TNGAプラットフォームを採用することで、航続距離は最大600km、最大出力は340馬力を超え、0-100km/h加速は最速5.2秒という驚異的なダイナミクス、驚異的なアジリティ、驚異的な実用性を実現しました。

 C-HR+は、憧れの体験を提供するクルマです。C-HRが誕生したヨーロッパに大いなる敬意を込めて、お待たせしました。C-HR+です!」

Chief Branding Officeのサイモン・ハンフリーズ氏
Chief Branding Officeのサイモン・ハンフリーズ氏

 またレクサスでは、今後1年間で3つの新しい電気自動車を含む、各モデルを強化。

 今回の発表会では、2025年に登場する3つのモデルとして最初となる新「RZ」がお披露目されました。

 新RZは、バッテリーEVシステムを全面刷新し航続距離を20%伸長し、充電時間の短縮するほか、高出力モーターを搭載した「RZ550e“F SPORT”」をラインアップに追加。

 さらに以前から期待されていた新たなドライビング体験をもたらす「ステアバイワイヤシステム」や、マニュアル操作のように駆動力を操作できる機能「インタラクティブマニュアルドライブ」が設定されるなど、操る楽しさを提供するといいます。

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