地獄渋滞「一宮JCT」劇的変化へ!? 衝撃の短絡ルート「名岐道路」ついに事業化! 東海北陸道~名古屋の交通流を大変革する「開通効果」とは

愛知県で計画される新たな高規格道路「名岐道路」が、いよいよ2025年春に新規事業化を果たすことになりました。実現すれば一体どう便利になるのでしょうか。

全国有数の渋滞ポイント「一宮JCT」の回避ルート

 愛知県で計画される新たな高規格道路「名岐道路」が、いよいよ2025年春に新規事業化を果たすことになりました。

 実現すれば一体どう便利になるのでしょうか。

渋滞する一宮JCT(画像:NEXCO中日本)
渋滞する一宮JCT(画像:NEXCO中日本)

 名岐道路は、名古屋高速16号一宮線をさらに北へ延伸し、東海北陸道「一宮木曽川IC」まで直結してしまおうという計画です。

 名神高速から北へ行くのが東海北陸道で「一宮JCT」から分岐。いっぽう南へ行くのが名古屋高速一宮線で「一宮IC」から分岐します。

 お互いにズレた場所で名神につながっているため、どうしても名神の「一宮JCT~一宮IC」に交通集中し、全国でも有名な激烈渋滞地点となっています。

 とにかく一宮JCTは渋滞がひどく、交通情報で名前を聞かない日はありません。

 東海北陸道から名古屋市街へ行きたいのに、どうしてもその名神を経由しないといけないため、必ず渋滞に巻き込まれて不便を被っていました。

 そこで、名神を「完全スルー」できるようにするのが、名岐道路です。

 一宮JCT手前の一宮木曽川ICで名古屋高速一宮線が直結することになるので、そのまま名古屋中心部へ行けるというわけです。

 距離としても、わざわざ一宮JCT~一宮ICとジグザグに走る現ルートと比べ、名岐道路経由だと移動距離は「30km→20km」となり、大きなショートカットになります。

 おりしも「東海環状道」が整備中で、一宮JCTを通らない「米原~養老~大野神戸~美濃関」という郊外バイパスルートが完成間近となっています。

 それと合わせ、白川郷・高山方面から名古屋市内への名神スルーとなるこの「名岐道路」は、一宮JCT渋滞への決定的な緩和策となることが期待されています。

 ※ ※ ※

 名岐道路は2019年に計画段階評価で概略方針が決定。それから都市計画決定と環境アセスメントが進められてきました。それら手続きが一段落したことから、いよいよ事業化を待つ状況となっていました。

 名岐道路の構造は高架4車線。新規整備区間の長さは約7kmで、一宮木曽川ICと一宮中終点とのあいだに新規ICが1か所、設置計画されています。国道155号のバイパス「北尾張中央道」に接続する地点です。

 いよいよ4月から2025年度予算が配分され、実際に測量設計などの動きが始まっていきます。既存の国道22号の上空に高架を建設していくため、用地取得は比較的スムーズに進行していくと期待されています。果たして完成はいつになるのか、今後の動向に注目です。

【画像】超便利!? これが「名岐道路」の計画ルートです(12枚)

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