まんま“昭和”な「ゴージャス内装」! 令和に蘇った「“バニング”ハイエース」がスゴい! 「走る“VIPルーム”」キャンピングカー「フュージョン」とは
昭和に培った匠の技を令和の現代に再現!
かーいんてりあ高橋では、フュージョンを「昭和世代には懐かしく感じる、イマジネーションにあふれたバニングカーを、令和の最新技術と融合(フュージョン)したキャンピングカー」と説明しています。

同社の代表取締役 高橋 宣行氏(注:高は「はしごだか」)は、現代にバニングを復活させた理由について、次のように語ります。
「弊社は創業41年を迎えます。もともと“バニング屋”だったので、バニングを作る技術を持っています。
その技術を今の人たちに知ってもらい、継承していくことを目的に、当時の雰囲気そのままにフュージョンを作りました。
今年2025年はちょうど“昭和100年”というのもありますしね」
バニング製作には高い技術が必要で、例えば、車内にビスの頭が見られない加工もその一例とのことです。
一方でフュージョンにはリチウムイオンバッテリー、ソーラーパネル、ルーフクーラーなど最新機器を搭載。現代のキャンピングカーとして快適に使用することができます。
しかもこのフュージョンは、コンセプトモデルやショーモデルではなく、市販予定となっているのも驚きです。
展示車は水タンク・バッテリー・冷蔵庫・FFヒーター・電磁調理器・流し台などを備え、諸費用など別途で1320万円というプライスタグを掲げていました。
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取材の際、筆者(遠藤イヅル)は高橋氏のはからいで特別に車内に入れていただけました。
ソファの座り心地の良さ、居心地の良さ、スピーカーから流れる「あなた」や「精霊流し」を聞いていると、昭和世代の筆者は「降りたくない」と思ってしまうほど快適でした。
バニング風キャンピングカーのブームが今後再び巻き起こるかもしれません。
Writer: 遠藤イヅル
1971年生まれ。自動車・鉄道系イラストレーター・ライター。雑誌、WEB媒体でイラストや記事の連載を多く持ち、コピックマーカーで描くアナログイラスト、実用車や商用車・中古車、知られざるクルマの記事を得意とする。
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