ニッサン「“最強”スカイライン」がスゴい! 420馬力「“匠”の手組みエンジン」は“集大成”の姿! “名車”スカイライン68年の歴史は「これで終わる」のか!?

日産は2024年8月、専用チューンを施した100台限定の特別仕様車、新型「スカイライン NISMO Limited」を発売しました。日産みずから「スカイラインGTの集大成」だというモデルですが、このまま“名車”スカイラインの歴史は終わってしまうのでしょうか。

日産みずから「スカイラインの集大成」と語る「NISMO」

 日産は2024年8月23日、専用チューンを施した新型モデル「スカイライン NISMO Limited」を100台限定で発売しました。メーカーみずから「スカイラインGTの集大成」と語る特別仕様車はすでに完売済で、ファンの間では「これがファイナルモデルでは」ともウワサされています。
 
 68年・13世代に及ぶ“名車”スカイラインは今後、どうなっていくのでしょうか。

70年近い歴史を持つ「スカイライン」ブランドはどうなるのか!?[写真は「スカイライン NISMO」]
70年近い歴史を持つ「スカイライン」ブランドはどうなるのか!?[写真は「スカイライン NISMO」]

 スカイラインは、日産のなかでも特に長い歴史を持つモデルです。

 デビューは1957年で、2013年11月に発表された現行型スカイライン(V37型)で13代目となります。

 乗用車としてはトヨタ「クラウン」(1955年発売・現行型で16代目)に次ぐ老舗ブランドなのです。

 2019年には、同一車線内ハンズオフ(手放し運転)可能な先進運転支援機能「プロパイロット2.0」を国産車で初搭載(ハイブリッド車に設定)したほか、3リッターV型6気筒ツインターボエンジン搭載の高性能仕様「400R」を設定するなど、今もなお日産を代表する重要なモデルとしての位置づけにあります。

 2021年6月、一部新聞紙上に「スカイライン廃止へ」との報道があがった3日後、日産の星野朝子副社長が会見で「日産自動車はスカイラインを決してあきらめない」とブランド存続の意向を表明したのも記憶に新しいところ。

 しかし星野副社長の発言とは裏腹に、2022年にはプロパイロット2.0搭載モデルをラインナップから廃止し、同時にハイブリッドモデルもなくなるなど、徐々にモデル規模が縮小しているのも事実です。

 そんななか、日産が「スカイラインGTの集大成」として登場させたのが、スカイライン NISMOシリーズでした。

 日産のモータースポーツ部門を担うNISMO(日産モータースポーツインターナショナル)でレース用マシンのエンジン開発を手掛ける開発者が、同じ開発設備を使いチューニングを実施した特別なモデルです。

 スカイライン 400Rに搭載される3リッターV型6気筒ツインターボエンジン(最高出力405ps・最大トルク475Nm)にさらなる専用チューニングを実施し、最高出力420ps、最大トルク550Nmまで性能を大幅に向上させました。

 まず、2023年9月に「スカイライン NISMO」が1000台限定で発売。

 続く2024年8月には、その究極系となるスカイライン NISMO “Limited”が100台限定の特別仕様車として登場しています。

 スカイライン NISMO Limitedは、匠ラベルや専用シリアルナンバープレート、専用エンブレム、艶消しガンメタリック塗装のホイールなどを装着しますが、そうした加飾パーツだけが特別なのではありません。

 GT-Rのエンジンを組み立てる日産・横浜工場のなかでも特別な「匠ライン」において、特別な資格を持つ匠がひとつひとつを手組みで作り上げる高精度なエンジンを搭載しているのです。

 日産によるとともに完売しているといい、いまだスカイラインブランドの人気ぶりがうかがえます。

 しかし一方で、これで現行モデルがファイナルであることを示唆するかのような「集大成」のキーワードも気がかりなところです。

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