トヨタ「最新型ヴェルファイア」の“車中泊仕様”あった! 2m超えのめちゃデカい「豪華ベッド」で2人寝られる! オグショー「MB コンセプト」が凄かった

2025年1月には、毎年恒例のカスタムカーイベント「東京オートサロン」が開催されます。過去にはさまざまなモデルが登場し会場を盛り上げましたが、この記事では「オグショー」が2024年に参考出品した高級ミニバン「ヴェルファイア」の「ベッドキット」について紹介します。

ベッドマットは4分割でシートアレンジも可能に

 2025年1月10日から12日までの3日間、世界最大級のカスタムカーイベント「東京オートサロン2025」が開催されます。今回で43回目となりますが、過去にもさまざまなカスタムモデルが登場し話題を集めました。
 
 そんな過去の出展車両のなかから、OGUshow(オグショー)が参考出品した「OGUshow VELLFIRE MB CONCEPT(オグショー ヴェルファイア MBコンセプト)」を紹介します。

大人2人が「“寝られる”ヴェルファイア」!? オグショー「ヴェルファイア MBコンセプト」
大人2人が「“寝られる”ヴェルファイア」!? オグショー「ヴェルファイア MBコンセプト」

 トランスポーターカスタムを専門とするオグショー(静岡県浜松市)が、トヨタの人気高級ミニバン「ヴェルファイア」をベースに開発した車中泊仕様のカスタムカーが、オグショー ヴェルファイアMB コンセプトです。

 デモカーのベース車は7人乗りの「ヴェルファイア Z Premier」(ハイブリッド・E-Four)でした。

 姉妹車「アルファード」にも対応可能だといいます。

 車名の「MB」は、「Mobility(モビリティ)」と「Multi(マルチ)」の「M」と、「Base(ベース)」と「Bed System(ベッドシステム)」「B」から取られています。

 オグショーは「多様化したライフスタイルのお客様すべてに『快適な移動の幸せ』をお届けすること」をコンセプトに開発したと伝えていました。

 キャビン内では、3列目シートを取り外して乗車定員を4人に構造変更し、ラゲッジスペースを拡張しています。

 その広大になったラゲッジスペースのトリム形状に合わせてベッドフレームが張り巡らされ、ベッドの前端はセカンドシートを倒して載せる格好となります。

 展開すると、最大長210cm×最大幅140cmという巨大なベッドになりました。

 これは一般的なダブルベッド並みの幅で、長さに至ってはそれ以上の大きさが確保されています。

 またベッドの厚みはたっぷりとした60mm厚とし、表皮は高級ミニバンらしくダブルステッチが施された専用レザーを採用しています。

 ベッドシステムはアレンジが可能となっており、ベッドマットは4枚分割となっています。

 アルファード/ヴェルファイアの最大の特長のひとつである豪華なセカンドシートを左右どちらかを座れる状態のままにして、もう片方をベッド展開するという工夫もされていました。

 ラゲッジスペースは、積載性能と使い勝手の向上を考えて、取り外した3列目シートのフロア部分と2列目シートのレール部分をフラットにするフロアパネルを設定。

 加えて2列目シート部分のフレームは、セカンドシートの快適性を損なわないよう適度なリクライニングができるように配置されていました。

 さらにデモカーには、トヨタ「ハイエース」がベースの救急車「ハイエース ハイメディック」にも採用されている「SEIKO ELECTRIC調光フィルムSILF」をリアウインドウに施工していました。

 これはアフターマーケット製品では初となる電子シェード機能「エレクロトニックシェード」で、リモコンのオン・オフでウィンドウの透過・遮へいを切り替えられるようになっています。

 加えて、純正の室内灯ではカバーできないラゲッジスペースとバックドア下に、バックドアの開閉と連動して点灯するLEDランプも採用。

 耐水性と耐久性に優れる「エラストマー素材(TPE)」を使用したフロアマットとカーゴマット、ベッド表皮と同じレザーで仕上げたクッションも添えた、豪華でかゆいところに手が届く仕様となっていました。

※ ※ ※

 東京オートサロン2024の出展から間もなく1年が経過しようとしていますが、まだオグショー ヴェルファイアMB コンセプトの市販化はされていないようです。

 筆者(佐藤 亨)がオグショーに聞いてみたところ、担当者は「製品化の企画は進んでいますが、発売時期は未定です」とのことでした。

【画像】「えっ…!」これが「“寝られる”ヴェルファイア」です!(30枚以上)

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