2024年に「消えたクルマ」何があった? 「超人気車」&異例の「ロングセラーモデル」にも幕… 惜しまれつつ「生産終了したクルマ」とは
2024年も色々なクルマが発表されたり、モデルチェンジを迎えたりしました。その影で、惜しまれつつも生産を終了したモデルも多くあります。今回は5車種を紹介します。
2024年も多くのモデルが販売終了に…
2024年は待望のニューモデルが登場した一方で、惜しまれつつ姿を消していったクルマたちも存在します。
今回は、2024年をもって終売となってしまったモデルを振り返ります。
●マツダ「MAZDA6」
マツダのフラッグシップセダンおよびステーションワゴンとして、2019年7月に実施された改良のタイミングで「アテンザ」(3代目)から改名された「MAZDA6」。
元々アテンザは、ミドルクラスセダン「カペラ」の後を継いで登場しましたが、代を重ねる毎に上級化がなされ、今モデルではフラッグシップモデルに位置するまでになりました。
そんなMAZDA6ですが、走りにこだわりのあるユーザーが多いマツダ車ということもあってか、フラッグシップ車でありながら6速MTが用意される稀有なモデルでもあり、コアなファンに支持される1台でもあったのです。
しかし、かねてからのセダン・ステーションワゴン人気の低迷などもあり、2024年1月に同年4月での販売終了をアナウンス。
直接的な後継車種が登場することなく姿を消しました。
●フィアット「500」
イタリアの大衆車に端を発し、可愛らしいルックスでも知られる「500(チンクエチェント)」。
2007年、2代目となる“NUOVA500”の生誕50周年を記念してデビューした第3世代のフィアット500は、その2代目のイメージを踏襲するコンパクトカーとして人気を博しました。
搭載されるエンジンの排気量は大きくなり、駆動方式もRRからFFへと一変しましたが、“NUOVA500”を彷彿とさせるデザインは評価が高く、現在でも古さを感じさせない秀逸なものとなっています。
結果としてかなりのロングセラーとなったフィアット500は、カブリオレ仕様の「500C」や画期的な2気筒エンジンを搭載した「ツインエア」、そしてモータースポーツ部の「アバルト」がチューニングした「アバルト500(のちにアバルト595などに改名)」とバリエーションが豊富。
このほか、特別仕立ての内外装を持つ多くの限定車がリリースされたことでも知られています。
そんなフィアット500もメーカーの電動化の推進に伴って生産終了がアナウンスされ、2024年5月をもって日本向けモデルの生産が終了してしまいました。
なお、このフィアット500に変わって、「フィアット500e」が2022年6月に発売。電気自動車として新しい時代を進みます。
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