スズキの小型スポーツハッチバック「スイフトスポーツ」の特別仕様車として「ZC33S Final Edition（以下、ZC33S ファイナルエディション）」が設定され、2025年3月19日に発売されます。
　
“ファイナルエディション”という車名の通り、現行型のスイフトスポーツ最後のモデルとなるようですが、どのような反響が寄せられているのでしょうか。

　スイフトスポーツはコンパクトハッチバック「スイフト」のスポーツ仕様として登場。初代モデルは2003年にデビューしました。

　現行型（ZC33S型）は2017年にデビューした4代目で、スズキの新プラットフォーム「HEARTECT（ハーテクト）」を採用し、高剛性化と同時に軽量化を実現しています。

　パワーユニットは最高出力103kW・最大トルク230Nmを発揮する1.4リッター直噴ターボエンジンを搭載。歴代スイフトスポーツ初のターボモデルとなり、およそ2.2リッター自然吸気エンジンに相当する力強さが魅力となっています。

　また、ベースモデルのスイフトよりもトレッドを拡幅し、直進安定性や旋回性能を向上。国内仕様のスイフトスポーツとして初の3ナンバーサイズのボディを採用しました。

　ボディサイドには抑揚のある造形を採用し、筋肉質で躍動感を強調したスタイリングのほか、インテリアには専用スポーツシートを搭載するなど、スポーティな内外装デザインが盛り込まれています。

　そして、今回設定されたZC33S ファイナルエディションでは最後を飾る豪華な装備が搭載されました。

　まず、スイフトスポーツとして初めて「フロンティアブルーパールメタリック×ブラック」のボディカラーを新設定。

　これは、2023年12月にフルモデルチェンジしたスイフト向けに開発された新色で、美しい深みのあるブルーが、スイフトスポーツのスタイリングを際立たせます。

　さらに、フロントグリル・アルミホイールなどをグロスブラック塗装に仕上げたほか、「ZC33S Final Edition」専用デザインのブレーキキャリパーやエンブレム、Cピラーデカールを採用し、特別感を演出。

　インテリアは、インパネ・ドアトリム・コンソールに、チタンマフラーの焼き色のようなヒートグラデーション加飾を施したほか、グロスシルバーのステアリングガーニッシュの採用により、ドライバーの高揚感が高まるようなデザインとしました。

　そんな最後のスイフトスポーツについてネット上では、「フロンティアブルーパールのブラックルーフがスイスポの雰囲気に似合っていてカッコいいな」「赤いブレーキキャリパーがいいね」「内装のチタン風パーツはちょっとカッコいい」と特別仕様だけのボディカラーやアイテムが早くも好評となっています。

　また、「現行のスイスポ買うかファイナルエディション買うか悩んでる」「直ぐに受注枠が一杯になり受付終了になりそうな予感がする」といったコメントも寄せられました。

　さらに、「スイスポ生産終了って、マジ？」「本当にこのまま終わってしまうんだろうか」「新型スイフトスポーツは出るのかな？」「スイスポはファイナルエディションが最後で、次は無さそう」など、スイフトスポーツがこれからどうなるのかということに関心を寄せる声も届いています。

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　スイフトスポーツ ZC33S ファイナルエディションの価格（消費税込）は、6速MT車が232万9800円、6速AT車が240万1300円です。2025年３月から2025年11月までの期間限定生産となります。

　なお、現在販売中のスイフトスポーツの標準車については、2025年2月に生産を終了し、在庫がなくなり次第、販売を終えるとのことです。