紀伊半島の「最南端」に大変化!? 無料の高速「串本太地道路」工事進行中! 関西エリアの交通を一変する「巨大ネットワーク計画」とは
ほかにも様々な役割を担う「串本太地道路」
医療面での役割もあります。
「串本太地道路の区間内に古座川町があり、ここから比較的近い救急医療施設に『くしもと町立病院』や『新宮市立医療センター』があります。開通によってやはりアクセスは向上しますが、これらは二次救急医療施設です。
より重篤な患者を受け入れられるのは、三次救急医療施設です。古座川町から田辺市の三次救急医療施設『南和歌山医療センター』まで現在は約70分かかりますが、串本太地道路とすさみ串本道路の開通後はアクセス性が向上することで約49分まで短縮される見込みです」(前出担当者)
一方、観光面について串本太地道路の周囲に見どころがあるかと事務所担当者に聞いたところ、「有名なところでは、『橋杭岩(はしぐいいわ)』などの奇岩や、厳密には観光地ではありませんが最近話題となっている民間ロケット発射場の『スペースポート紀伊』があります」との回答でした。
橋杭岩は、串本町の沿岸部にある岩が直線的に並ぶ場所。橋脚のように見えることから、この名が付けられたそうです。
一方、スペースポート紀伊は民間のロケット発射場。3月に打ち上げられた初号機は残念ながら自律的な飛行中断によって打ち上げ失敗となりましたが、2024年12月に2号機の打ち上げが予定されており、以降、3号機、4号機の打ち上げも期待されます。
串本太地道路の開通によって、地域の新たな魅力を発見できる他、宇宙とのつながりも感じられそうです。
コメント
本コメント欄は、記事に対して個々人の意見や考えを述べたり、ユーザー同士での健全な意見交換を目的としております。マナーや法令・プライバシーに配慮をしコメントするようにお願いいたします。 なお、不適切な内容や表現であると判断した投稿は削除する場合がございます。