24年の歴史に幕! 斬新「“2人乗り”FRスポーツカー」に注目! 全長4.3m×全幅1.86mボディに「直6ターボエンジン」搭載! “専用の内外装デザイン”を纏った最後のBMW「Z4」独仕様とは?
電動化の流れが加速するなか、BMWを代表する2シーターオープンモデル「Z4」は2026年3月をもって生産を終了し、20年以上の歴史に幕を下ろしました。その最後を飾る特別仕様車「Z4 Final Edition」は、伝統のロードスターの集大成として注目を集めました。
20年以上の歴史を持つ伝統モデルの集大成
電動化が加速する現代の自動車業界において、純粋なスポーツカーやオープンカーは年々その数を減らしています。
そんな時代の流れのなか、BMWを代表する2シーターオープンモデル「Z4」も、2026年3月をもって生産を終了し、20年以上にわたる歴史に幕を下ろしました。
その最後を飾るモデルとして登場したのが、2025年12月に発表された特別仕様車「Z4 Final Edition」です。専用の内外装を採用したこのモデルは、生産終了を記念する集大成として展開されました。
Z4はBMWが販売する2シーターオープンカーで、初代モデルは2003年に登場しました。先代の2シーターオープンカー「Z3」の後継として発売され、日本でも高い人気を獲得。2006年にはクーペモデルが追加され、2008年まで販売されました。
2009年には2代目がデビューし、ボディタイプは2ドアコンバーチブルのみとなりました。
2代目は2016年に生産を終了し、一時は後継モデルの登場がないともみられていましたが、2019年に現行となる3代目Z4が登場しました。
3代目はトヨタとの共同開発によって誕生したモデルで、プラットフォームやエンジンをトヨタの5代目「スープラ(DB型)」と共有しています。ボディ形状やデザインは大きく異なりますが、両車は兄弟車の関係にあります。
ボディサイズは全長4335mm×全幅1865mm×全高1305mm。ロングノーズ・ショートデッキの伝統的なロードスタープロポーションを採用し、低く構えたスタイリングによってスポーティな存在感を演出しています。
パワートレインは通常モデルと同様で、2リッター直列4気筒ターボエンジンと3リッター直列6気筒ターボエンジンをラインナップ。
BMW伝統のFRレイアウトと組み合わせることで、オープンスポーツカーらしい軽快なハンドリングと爽快な走りを実現しています。

そんな3代目Z4の集大成モデルとして、2025年12月に発表されたZ4 Final Editionは、専用ボディカラーとしてフローズンマットブラックを採用しているのが大きな特徴です。
闇夜に溶け込むような落ち着きのあるマットブラックが、Z4のスタイリッシュなエクステリアをより一層引き立てています。
さらに、エクステリアにはシャドーライントリムを装備。同じブラック系でありながら質感の異なる仕上げによって、ボディとの美しいコントラストを生み出しています。
また、足元にはハイグロスレッド仕上げの専用スポーツブレーキを採用。ホイールの隙間から覗く鮮やかなレッドが、フローズンマットブラックのボディカラーを引き立てるアクセントとなっています。
インテリアでは、インストルメントパネルやセンターコンソールにレッドのコントラストステッチを採用。
ヴェルナスカレザーとアルカンターラを組み合わせた専用スポーツシートにも同様のステッチが施され、スポーティかつ上質な空間を演出しています。
Z4 Final Editionは2026年1月下旬から受注受付が開始されましたが、日本市場への導入は実現しませんでした。
国内のファンにとっては残念な結果となったものの、Z4の歴史を締めくくる特別な1台として大きな存在感を放っています。
Writer: 大西トタン@dcp
(株)デジタル・コンテンツ・パブリッシング所属の編集者・ライター。幼少期に父親と一緒に灯油でエンジンのプラグを磨いたのをきっかけに車好きになる。学生時代はレーサーを目指しカートに挑むも挫折。現在は磨いた腕と知識を武器に自動車関係の記事をメインに執筆。趣味は週末に愛車フリードでのグルメ自販機巡り。

































