「ハコスカ」顔の「“爆速”サニトラ」!? 丸目4灯の「“伝説級”旧車デザイン」が超カッコイイ! 日産の最新パワトレ搭載「サニートラック プロジェクト」とは
2024年11月6日から9日の4日間、米・ラスベガスで恒例のカスタムカーイベント「SEMAショー」が開催されました。過去にもさまざまな車種が登場し注目を集めましたが、今回は2022年に日産の米国法人が出展した「一風変わった」旧車カスタムカーについて紹介します。
驚きのカスタマイズでロングセラーの旧車トラックを刷新
2024年11月6日から9日にかけて、米・ラスベガスで大規模なチューニングカーの祭典「SEMAショー」が開催されました。
今年も注目車種が多数登場しましたが、過去にもショーを彩ったモデルがあります。今回は“伝説級”旧車デザインの「サニートラック」について紹介します。
旧車といわれるヴィンテージカーは世界的に愛好家が存在しています。
そんなヴィンテージカーを所有するにあたって問題となるのが、部品の劣化や破損です。
メーカーではすでに生産されていないものが多く、たとえエアコンのつまみが破損しただけでも代替部品を探すのは容易でありません。
内外装の部品であれば手作りすることも可能ですが、それがエンジンといった主機関である場合は重大問題で、下手をしたら一発で不動車となってしまいます。
そのため、車体の部品が劣化・破損した時のために、同一車種を“部品取り車”としてストックしているケースがあります。
2022年のSEMAショーに日産が出展した「サニートラック コンセプト」は、そんな旧車愛好家の悩みを解決するヒントを提示しました。
旧車が末長く生き残る方法、それは“EV(電気自動車)化”です。
日産は同イベントでEVを主要なコンテンツと位置付け、6台のコンセプトカー中2台がEVとなっており、そのうちの1台がサニートラック コンセプトでした。
サニートラック、通称「サニトラ」は、乗用車「サニー」をベースとしたピックアップトラックです。
なかでも1971年に登場した2代目のB120型サニトラは、基本的な形態を維持しながらマイナーチェンジを繰り返し、国内では1994年まで13年にわたり生産を継続。いまも国内外で高い人気を誇っています。
出展されたサニートラック コンセプトは、1987年式サニートラックをベースに既存のエンジンを取り払い、電動ユニットを搭載した純粋なEVに生まれ変わっています。
まず外観は、スポーツセダン「スカイライン」3代目(C10型)モデル風のワイドボディキットに換装されました。
3代目スカイラインは通称“ハコスカ”と呼ばれることから、こうしたカスタマイズをおこなったサニートラックは「ハコトラ」と呼ばれます。
カラーリングは、1970年代にダットサン「510(ブルーバード)」や「Z」などで大活躍した米国のレーシングチーム「BRE(ブロック・レーシング・エンタープライズ)」を模したもので、46番のゼッケンも当時風の仕上がりです。
その昔、サニートラで下北半島の峠でM社のロータリークーペを、ブッチギッタ記憶がよみがえりました。
これをハコスカ顔というクルマのニュースのレベルに愕然とする
たしかに超かっこいい!サニートラックですね。すごいなあ、と思ったら日産米国の手による仕上げでしたか。初代サニートラックかな?当時これを作っていた方がこれを見たら感極まるでしょう。日本では少数ではあるもののまだ現役で走っていますが、街で見かけるたびに懐かしさを感じます。
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