雪が降る前の対策を スタッドレスタイヤ以外に必要な用具とは?
冷却水の濃度によって凍結温度が違う
エンジンが必要以上に熱くならないように潤滑している冷却水。通常は水道水などで希釈して使用しますが、あまりに薄目すぎてしまうと凍結してしまう恐れがあります。そうなると冷却機能が損なわれるだけでなく、学生時代の実験でも習った通り、液体が凍結する際は体積が増えるため、最悪の場合はラジエータや配管などを破壊してしまう場合もあります。
車の周りを除雪するアイテムは何かと役に立つ
一晩寝て起きると車がすっぽり雪に埋まっているということもザラにある雪国では、車を動かす前に除雪をしなければなりません。そのため、車に積もった雪を下ろすスノーブラシや、車の周囲の雪をどかすスコップやスノーダンプといった除雪アイテムを用意することが必要となります。
車の屋根に積もった雪を下すのは大変ですが、走り出すとブレーキング時に雪が落ちてフロントガラスをふさいでしまう原因になりかねません。雪をワイパーでどかそうとしても、かなりの重さのため、ワイパーモーターに想定外の負担がかかるなど、トラブルにもつながりかねません。面倒でもすべての雪を下ろしてからの走行が必要です。
また、除雪中はエンジンをかけて車内などを暖めるのが一般的ですが、マフラー周辺を除雪しておかないと車内に排気ガスが入り込んだり、エンストしたりする恐れもあるので注意が必要です。